Total War: WARHAMMER III Guide 1654

Total War: WARHAMMER III Guide 1654

キャセイの種族特性


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この星に神が到来する以前より生きているとされる「龍帝」、

龍帝の伴侶「月后」、そしてその子供らが統治する世界最大の人類国家です。

エンパイアより1800年も早く成立しており、長い歴史を誇ります。

(ゲームの舞台は帝国歴2500年以降なので、4000年以上の歴史があります。)

他の人類国家から遠く離れた極東の地に位置しているほか、

龍たちがこの星の環境を作り替えた「神」への不満を持っているためか

神々によって作られた秩序側勢力とは交易程度しか交流せず、

かといって北側から領土に侵攻してくる混沌側勢力と仲が良いわけもなく、

様々な意味でほとんど孤立状態にある国家と言えるでしょう。

さらに国内においては各地を治める兄弟達の反目・対立、

混沌勢力に鞍替えした背信候の暗躍などもあり、情勢は安定していません。

しかし、それでもなお絶大な国力と精強な軍隊を持つ大国家であり、

北部国境線に作られた「長城」を中心に、混沌の進軍を防ぎ止めています。

キャセイの特徴は、頑丈な近接歩兵と優秀な投射ユニットです。

前衛(陽)と後衛(陰)が近くにいれば互いに強化される特性もあるため、

基本戦術は密集しての要塞戦法(前衛で止めて後衛で撃つ)になるでしょう。

歩兵の機動力が低めなのが難点ですが、陸戦/飛行騎兵や各種投射兵器、

モンスターユニットが脇を固めることで、盤石の布陣を築き上げられます。

内政に関しても抜かりはなく、西へ隊商を派遣して財貨を稼げたり、

州内で陰陽のバランスを取ることでプラス効果を得たりできます。

これらの要素によって多くの収入を得られるため、多くの軍団を運用可能です。

キャセイの魔術師は、ロードとヒーローで別々の体系を修めています。

ロードは陰と陽、2つのキャセイ専用体系の呪文を習得し、

ヒーローは金属と天空の体系の呪文を習得可能です。

指導者の呪文ツリーは複合タイプで、パッシブ呪文を複数習得できます。

また、全員が"魔術の増幅"という特殊能力を持っており、

ひとつの軍団に複数の魔術師がいると呪文の効果が強化されます。

一般ユニットの中にも"魔術の増幅"を持っているユニットがいます。

キャセイ軍の欠点は、前述の通り歩兵の機動力が低いことのほか、

陰陽バフを発揮させるために密集陣形になりがちなせいで

投射兵器や呪文などで一網打尽にされやすい点が挙げられます。

また、魔術の増幅を活かそうとすると魔術師を複数編成することになり、

その分だけ直接戦闘能力が低下してしまうという問題もあります。

…が、逆に言えばその程度しか欠点がなく、固有の内政システムも簡単なため、

3で登場する種族の中では初心者に優しい勢力と言えるでしょう。

キャセイの種族独自ギミック

調和一部の建築物には"陽"または"陰"のポイントが付属していることがあり、

州の都市全ての陰陽ポイントの合計によって効果を得られるシステムです。

どちらかに偏っていると、そちらに属するボーナスは増加する一方、

反対の属性のボーナスは効果が反転してマイナス効果になってしまいます。

陽に属するボーナスは支配度・築造期間・築造費用・発展度で、

陰のボーナスは募兵費用・募兵時のランク・研究速度・ローカル募兵スロット数です。

合計ポイントが同じであれば、州内でターンを開始する軍団の行動力アップ、

州内にいる軍団の維持費-25%、州内の建物から得られる収入+15%の効果があります。

陰陽ポイントがある建物は、対になっている建物と1つの都市内で共存できず、

その代わり対になっている同レベルの建物に建て替えることが可能です。

(一旦建物を壊し、レベル1から建て直す必要がありません。)

五行羅針盤羅針盤の針を操作することで魔力の風を制御し、利益を得るシステムです。

キャンペーン画面右下の"五行羅針盤"ボタンで開ける専用画面で、

五行羅針盤の針をどの方位へ向けるのかを決定できます。

針を向けた方位によってそれぞれ異なるボーナスを得られるほか、

ターン毎に針を向けた方位にエネルギーが貯まっていき、

エネルギー量が一定値を超えるとまた異なるボーナスを得られます。

ただし、針を向けていない方位のエネルギーは毎ターン減少していくほか、

エネルギーが貯まらない(=エネルギーボーナスがない)方位も存在します。

一度針の向きを決定すると、9ターン後まで針の向きが固定されます。

DLC勢力「玉翠宮」は針を向けられる方角が4つ増えますが、

ゲーム開始当初はロックされており、条件を満たすと解除されます。

象牙の道キャラバンに貨物を持たせ、西方の都市へ派遣して財貨を得るシステムです。

隊商長を雇用するか待機中の隊商長を選び、財貨を消費して貨物を持たせ、

目的地と経路を選択するとキャラバンを送り出すことができます。

キャラバンは自動で移動し、目的の都市に到着できれば利益を得られます。

目的地が遠いほど、貨物が多いほど利益が大きくなるほか、

特定の都市に初めて到達した場合、特別なアイテムも入手できます。

※この時入手できるアイテムは都市によって異なります。

キャラバンの移動中にイベントに遭遇したり、戦闘になったりする場合があり、

この時だけはプレイヤーがキャラバン軍団を操作できます。

マップ上に同時に存在できるキャラバンは1つまでに限定されており、

目的地に到着するなどでマップ上から消失すれば次を派遣可能になります。

経路ごとに危険度が設定されているほか、貨物が多くても危険度が増します。

キャラバンは戦闘から逃げられず、負ければ消滅するので注意しましょう。

また、プレイヤーが募兵をして軍団にユニットを編入することができず

ユニットの追加が道中や到着時のイベント頼みになること、

死傷者の補充・回復手段が道中で発生するランダムイベント(少量)か

マップ上にいない待機状態での自然回復しかないことにも注意が必要です。

なお、ターン経過で段々と道中で出現する敵が強くなっていき、

割と早い段階でキャラバンの軍団では勝てなくなります。

長城勢力"北部州路"の首都ナンガンの東にある非常に長い城壁です。

遥か昔に建造され、キャセイ領と"混沌の荒野"の境界線になっています。

この壁を乗り越えることは出来ず、3つある要塞門からのみ出入りできます。

長城には"脅威レベル"というステータスがあり、毎ターン6%づつ貯まるほか、

要塞門を他種族に占拠されてしまうとさらに増加してしまいます。

脅威レベルが100%に達すると、ノルスカ系独立勢力"クルガン・ウォーバンド"が

キャセイ領土を目指して攻勢を仕掛けてくるという事態が発生します。

※クルガン・ウォーバンドがマップ上に存在しない場合、どこからか出現します。

脅威レベルは五行羅針盤の針の方位指定や要塞門の布令の効果、

クルガン・ウォーバンドの撃破(自勢力で行うと効果が高い?)などで下げられます。

このシステムは北部州路と西部州路でのプレイ時に起動しますが、

西部州路は長城から遠く離れているのであまり関係ありません。

国務令玉翠宮の専用ギミックです。

独自資源の"硬玉"と"鋼鉄"を規定数使用し、強力な効果を発揮します。

硬玉と鋼鉄は各2個持っており、使用しても消失しない代わりに

使用すると1個あたり5ターンかけて(戦闘勝利で-1ターン)もう片方に変化します。

国務令コマンド「城塞市」「商業区」をランク3以上の州都に使用すると、

「城塞市」であれば基本軍事設備&上級軍事設備&防御設備の警戒ツリー以外、

「商業区」であればインフラ設備にそれぞれ効果が追加されるほか、

「城塞市」なら鋼鉄が、「商業区」なら硬玉が1つ入手できます。

追加で入手できる鋼鉄または硬玉は4つまでです。

使用する個数が少ない国務令も強力な効果があるので、ガンガン使いましょう。

戦いの調和キャセイの一般ユニットには、"陽"か"陰"の属性が付与されています。

基本的に近接ユニットが陽、投射ユニットが陰と設定されており、

自分と違う属性のユニットが近くにいる時に"調和"が発動し、強化されます。

指導者・ロード・ヒーローは陰陽どちらでもないものの、

その代わりとして周囲のユニットの調和効果を強化する能力があります。

調和を強化する能力は合計されず、最も高いものだけが適用されるようです。

※ヒーローは+25%、ロードは+50%、指導者は+100%されます。

一部ユニットは両方の属性を持っていたり、調和強化を持っていたりします。

各勢力紹介

北部州路龍帝一家の長子である女性"ミャオ・イン"が率いる代表勢力で、

長城に最も近い都市「ナンガオ」を首都として擁しています。

勢力効果は毎ターン腐敗が少し減少、矢弾数アップ、

デーモン・オブ・ケイオスとの戦闘時に統御度が上昇の3つで、

混沌勢力との戦闘を主眼に置いた極めてシンプルな効果を持っています。

勝利条件は3つの州と3つの長城門を占領することで、割と簡単に達成できます。

初期州"火薬の道"は都市2つの小さな州ですが、隣の州をすぐ獲得できる上に

キャセイという種族自体がかなり経済的に強いため、心配する必要はありません。

初期戦力は中級歩兵"玉翠兵"×2に上級投射歩兵"天龍弩兵"、

中級投射歩兵"玉翠弩兵"×2に飛行投射兵器"天行船"と堅実かつ豪華な布陣で、

(難易度にもよりますが)初期交戦勢力に対しては無双出来てしまいます。

初心者がゲームに慣れるのに向いた勢力と言えるでしょう。

西部州路錬金術師でもある"ジャオ・ミン"が治める勢力で、

キャセイ西端のワープストーン砂漠や"象牙の道"を管理しています。

勢力効果はキャラバンの貨物積載量アップ、錬金術師の初期レベルアップ、

オーガの傭兵ユニット(一部除く)の白兵戦闘能力強化と維持費低減、

近接ユニットの防具値強化…と多彩に揃っています。

勝利条件は初期州を含めた3州の領有と初期敵対勢力の撃破ですが、

条件に含まれる"象牙の道"州はオーガのプレイアブル勢力が占領しており、

また各都市の気候風土の相性が悪いため、戦う旨味が全然ありません。

軍事同盟を結んでも達成になるので、ここはそちらを狙いましょう。

北部州路とは対照的に、初期戦力はかなり近接ユニットに偏っていますが、

"火箭霖砲(多連装ロケット砲)"があるので攻城戦は可能です。

北以外に広く戦線を抱えることになるため、少し忙しめの勢力と言えます。

※混沌勢に北部州路が突破されると北でも戦うことになります。

玉翠宮丞相にして"龍帝の処刑人"の異名を持つ"ユァン・ポー"が治める勢力で、

中央州路のシャンウーを統治しつつラストリア大陸へ遠征しています。

勢力効果は交易相手の領地を全て可視状態にする、

キャセイ系勢力との外交関係が少し良くなる、天文術師の保有上限+2、

領有する州の数に応じて研究速度がアップ、専用システム"国務令"の5つです。

また、五行羅針盤の針を向けられる方向が4つ増えていますが、

初期状態では向けられないようにロックされています。

特定の都市を占領し、中継塔を建てることでアンロックされるほか、

勝利条件はこの中継塔を2つ建てることになっています。

初期戦力こそ他の2勢力に質・数で劣っていますが、

龍馬騎兵と玉獅子を抱えているほか、指導者がハチャメチャに強いうえに

財力があり、専用システムの国務令も強力なので心配は無用です。

序盤の動き方の一例:難易度ノーマル想定

北部州路まずはミャオの軍団に錬金術師を合流させ、目の前の敵軍をシバきます。

難易度にもよりますがほぼ無傷で勝てるので、そのまま背後のナンリーも落とします。

他に最初のターンにやるべきことは、羅針盤の針をワープストーン砂漠に向けて

隊商長を雇用(羅針盤効果でレベル2で雇用可能)し、遠めの都市へ派遣することです。

この時、隊商長に貨物関係のスキルを覚えさせておくと利益が増します。

また、周辺のキャセイ勢力(ジンシェン背信候は西部州路と戦うので除外)と

不可侵や交易などの協定を結んでおくと、より盤石になるでしょう。

玉翠兵、農民弓手などを編入しつつ軍を進めてナンヤン謀叛候を滅ぼしたら、

戦線を拡大せずに第二軍団を新設、そちらも兵を増やしておきましょう。

ミャオ軍団を首都付近に戻し、投射歩兵を更新することも大切です。

その内に宣戦布告されたり、脅威レベルが最大になったりして敵が長城を攻撃するので、

折を見て帝国警備隊を合併して長城を手中に収めると良いでしょう。

※帝国警備隊を攻撃して長城を奪うのも手ですが、あちらは周囲の勢力と仲が良く、

 攻撃すると自勢力が外交的に孤立して交易が難しくなることが考えられます。

 こちらにとっても帝国守備隊は交易相手なので、攻撃するのは悪手と言えます。

長城の一番西を自領土にするとユニークアイテムを取得できるため、

これをミャオに装備させて強化し、第二軍団と共に敵の攻勢を防ぎましょう。

クルガン・ウォーバンドは都市を持たないホード勢力なので潰せば終わりですが、

ユサークとパペット・オブ・ミスルールは都市を持っている勢力なので、

軍団撃退後に体勢を立て直して逆侵攻してしまいましょう。

なお、混沌の荒野の都市は気候風土相性が最悪なので、殲滅してOKです。

その後は3つの長城門にそれぞれ軍団を置いて混沌勢の侵攻に耐えつつ、

ミャオの軍団を中心として南東のエシン氏族などと戦っていけばクリアできます。

西部州路第1ターンはジャオ軍団に錬金術師を合流させ、ハンユー港を落とします。

同時に羅針盤をワープストーン砂漠に設定して隊商長をレベル2で雇い、

危険の少ない内にキャラバンを2つとも遠方に向けて出発させます。

次ターンでジンシェンの廃地を統一し、その次はシャンヤンを攻めましょう。

シャンヤンの占領は任務にもなっているので、ユニーク装備も貰えます。

占領後は他2都市も落とし、ワープストーンの砂漠も統一してしまいましょう。

この辺りでお金がダダ余りしていると思うので、お金を代価にして

ゴールドトゥースと(最低でも)不可侵協定を結んでおきましょう。

ここからはどの敵が宣戦布告してくるか次第になりますが、

ジンシェンの廃地の西側にいるキャラバン・オブ・ブルーローズ、

その反対側のキョンシー叛乱軍、ワープストーンの砂漠の北東側にいるエシン氏族、

エシン氏族からさらに東側にいるブレスド・ドレッドが相手となります。

第二軍団を動員してキャラバン・オブ・ブルーローズの領土を攻め取れたら、

ゴールドトゥースに差し出す代わりに軍事同盟を結ぶのが上策です。

北は北部州路が守ってくれるので、最終的には東進することになるでしょう。

玉翠宮まずブルーバイパーの軍団を撃破し、少し進んで募兵します。

同時に水上ピラミッドの廃墟を国務令で即修理し、募兵施設も建てましょう。

他勢力と同様、羅針盤をワープストーンの砂漠に向けてキャラバンを雇い、

遠くの都市を指定して出発させておくのも大切です。

任務対象である前哨高地を落とすとシャンウーを手放すかどうかを問われますが、

持っていても得があまりないので、手放してしまって良いでしょう。

初期州の統一後は味方側のキャセイ系勢力と協定を結びつつ、

ブルーバイパーと戦って支配地を広げていきましょう。

パワシュを攻める際には攻城戦になりますが、攻城兵器がありません。

幸い飛行可能なユニットがいるので、他ユニットで敵軍を誘導した隙に

人気のない城門を裏から開けさせるなどして突破しましょう。

ブルーバイパーの殲滅後はついでにニューワールド植民団を潰しつつ北上、

エショアトルが占領しているエショアトル(紛らわしいな…)を目指します。

ここがクリア条件の1つになっているので、州ごといただきましょう。

レジェンダリーロード勢力が相手となるので激戦が予想されます。

金銭的には余裕があるので、早めに第二軍団を作っておくと良いでしょう。

ラストリア地峡州を統一したら北進は停止し、エショアトルを起点に防衛します。

さらに北のダークエルフ領は気候相性が最悪で、攻め取っても旨味がないからです。

次はクリア目標である中継塔を建てられる都市を目指し、南進していきましょう。

近隣に明確な味方となる勢力はいないので、全て轢き潰してOKです。

指導者&ロード紹介

”嵐龍”ミャオ・インキャセイの支配者「龍帝」の長子である龍で、北部州路の統治者です。

龍帝の子供たちの中で最強と目される実力者であり、長城付近を防衛しています。

重要な役割を任されていることもあってか、非常に厳格かつ威厳のある女性で、

そのせいか弟や妹から反感を買ってしまうこともあるようです。

作中では優秀な魔法戦士で、陰と生命、2つの体系の呪文を使用可能です。

黄色のスキルツリーもあるため自身のスペックアップも可能なほか、

キャンペーンに関するものや投射ユニットを強化する固有スキルを習得できます。

戦闘で変身アビリティを使用すると大型飛行ユニットに変身できますが、

性能向上の代償に被弾面積が大きくなり、ほぼ全ての呪文が使えなくなります。

敵に投射ユニットが多い時は変身せず、壊滅させた後で変身するのも手でしょう。

盾がなく、戦士型としては防具値が少し低め(龍になると強化)なので、

自前の生命体系呪文で回復・補強しつつ戦わせましょう。

ロード効果は投射歩兵の維持費半減とシンプルかつ便利です。

”鉄龍”ジャオ・ミン龍帝の息子である龍で、西部州路の統治者です。

母「月后」からの寵愛を受け、帝国領の西端を守護しています。

錬金術の研究に余念がなく、領内の砂漠からワープストーンを入手しては

それを用いた研究に日々勤しんでいるとされており、そのせいか

時々言動が怪しくなったり、奇行に走ったりすることがあるとの噂があります。

※ワープストーン:混沌のエネルギー(要は魔力)が固まって出来た危険な石。

それでも姉のミャオより社交的な性格で、姉の冷淡な態度に腹を立てたり、

他の兄弟と違って部下の人間たちと酒を呑んだりもするようです。

作中では姉と同様に優れた魔法戦士で、陽と金属体系の呪文を使用可能です。

黄色ツリー周りや龍への変身周りの事情も姉と同じですが、

使用できるアビリティや呪文が違うため、使い勝手は少々異なります。

また、固有ツリーでは周囲の味方の攻撃力を上げるアビリティ、

オーガのユニットを強化するスキルなどを得られたり、

ツリー外の固有スキルで軍団の近接ユニットを強化できたりします。

ロード効果はキャラバンを同時にもう1隊派遣可能、

戦闘後のアイテム発見率+100%、近接ユニットの維持費-25%です。

”玉龍”ユァン・ポー龍帝の息子である龍で、キャセイの中核を為す中央州路を統治しています。

キャセイ全体の政策を決めている丞相(最高位の官吏)でもあり、

さらに諜報員や処刑人の統括者という裏の顔も持ち合わせるほか、

本人も非常に優秀な戦士であり、"龍帝の処刑人"としても知られます。

作中では姉や弟をも凌ぐステータスを誇る魔法戦士で、

陽・陰・天空・光の4体系の呪文を使い分けられます(パッシブ呪文は陰と天空)。

高い徹甲ダメージ割合が高く対歩兵ボーナスのある大剣、

120もの防具値を持つ鎧を装備しており、戦士としても非常に強力です。

呪文の面では使いやすくダメージを与えられるものが多いほか、

射程面がネックの拘束呪文や陰のパッシブ呪文を無理なく使用可能で、

しかも補助パッシブの"魔力の導管"が強化版になっているなど、

魔法戦士としてかなり完成されたスペックを誇っています。

また、敵1体に大ダメージを与える直接ダメージアビリティも持ち、

HPが20%以下(対象の頭上に赤いアイコンが出れば確定)なら処刑できる

"龍帝の処刑人"の異名に恥じない効果も付与されています。

黄色スキルツリーの開始/中間/最後でこの処刑アビリティを強化可能なほか、

固有ツリーでは呪文や魔術師に関わる効果、キャンペーン効果を習得できます。

ツリー外スキルでもモンスターや野戦五行羅針盤、玉翠兵を強化可能なので、

基本的にはこれらを主力とした軍団を作っていくことになるでしょう。

ロード効果は一部以外のモンスターの維持費低減、魔力の蓄積度の最大値向上です。

経略使一般の近接型ロード…ですが、自分の戦闘力はそこそこ程度に留まり、

その代わりとして周囲の味方を強化するスキルを豊富に習得できるという、

他の勢力ではあまり見ないタイプの近接支援型ロードです。

スキルツリーも独特で、青ツリーで死傷者の補充速度アップを早期習得できたり、

赤ツリーでは味方への強化スキル・アビリティが強力なものになっていたり、

黄色ツリーが完全に専用の物に置き換えられていたりします。

専用の黄色ツリーは自己強化スキルがない代わり、味方強化アビリティ、

味方強化パッシブアビリティ、キャンペーンに関するスキルを習得できます。

レベル10になると天行燈に搭乗でき、その後は天行燈を強化するスキルや

自分を陰陽両方のユニットとして扱えるスキルを習得できます。

DLCなしで雇用できる唯一の近接型ロードとしてはかなりクセのある性能で、

使いこなすのは難しいですが、キャセイの種族特性とマッチした良いロードです。

なお、初期特性で陽と陰に区別されていますが、どちらでも差はありません。

龍統修験公一般の魔術師型ロードで、クセの強い経略使と違って割と普通の性能です。

陽か陰、どちらかの呪文体系を極めている魔術師で、

他にもレベル10になると他の4体系の呪文を1つだけ習得できます。

この別体系呪文のラインナップは陽と陰で完全に異なるほか、

習得できるのは通常版だけ、アップグレード版は習得できません。

陽の体系は使いやすい範囲攻撃が多く、院はクセの強い呪文が多くなっています。

赤・青ツリーは一般的な構成で、他の種族の魔術師と同じように育成できます。

レベルを上げると軍馬、空を飛べる玉龍馬に騎乗可能です。

どちらの体系もパッシブ呪文の範囲が戦場全域ではなく周囲55mと狭く、

白兵戦が苦手な魔術師型の本ユニットでは活かせないことが弱点です。

天武将軍DLCで追加された、完全近接型の一般ロードです。

徹甲ダメージ割合の高い武器と頑丈な防具を備えており、

経略使と違って前線で元気に敵を蹴散らしていける性能があります。

盾を持たないものの、固有スキルで全周に対する盾効果を得られます。

味方への強化パッシブ&アクティブアビリティや自己強化スキル、

必殺技習得スキルなども豊富に取り揃えられており、

指揮役としての能力も備わっている、頼りになるロードです。

レベルが上がると軍馬、玉龍馬、そして天獅子に騎乗可能になります。

なお、経略使と同様に陰陽の区別がありますが、性能は完全に同一です。

隊商長キャラバンの長としてのみ雇える専用ロードです。

雇用時のステータスはパッシブ"戦術家"のない経略使と全く同じですが、

各種スキルツリーはかなり変更されており、赤ツリーは他ロードと同じものに、

黄色ツリーから天行燈関連のものが消失して通常の自己強化ツリーになり、

青スキルはこれまた消失して輸送関係のスキルに置き換えられています。

レベルアップできる機会が少なく、ユニットの編入・補充は運次第、

天行燈に乗れないこともあって本人の戦闘力に期待しにくいため、

輸送関係のスキルを優先的に取得していくことになるかと思われます。

レベル10まで上げると輸送関係の固有スキルを2つの内から1つ習得できますが、

その頃になると既に経済的に安定していると思われるので、

どちらの固有スキルも優先的に取得する旨味は薄いでしょう。

ヒーロー紹介

錬金術師金属の体系を修めた魔術師型ヒーローです。

魔術師には珍しく同行スキルが探知ではなく行動力の増加、

在地スキルが腐敗の減少ではなく収入の増加になっているのが特徴です。

また、一時的に味方1ユニットの投射攻撃力を上げるアビリティ、

及びその強化版(炎・徹甲・毒の3択)を習得できるのも特徴と言えます。

金属体系の呪文は投射歩兵が中心となるキャセイと相性が良く、

初期配備されている勢力も多いため、活躍の機会があるでしょう。

レベルが上がると軍馬に騎乗できます。

天文術師天空の体系を修めた魔術師型ヒーローです。

錬金術師と異なり同行スキルは探知、在地スキルは支配度操作で、

あちらが持っているような固有アビリティは存在しません。

その代わり、レベルが上がると軍馬だけでなく飛行巨獣"太陰鳥"、

魔力の充填速度を上げる"野戦五行羅針盤"に騎乗できます。

野戦五行羅針盤の方がアンロックは後になりますが、

太陰鳥にも多くの利点(恐怖&恐慌、飛行、渦流アビリティ)があり

単体での戦闘力は太陰鳥の方が高い(防具値は羅針盤の方が高い)ため、

天文術師をどちらに騎乗させるかはよく考えましょう。

投射がメインのキャセイ勢と天空体系の呪文は相性が良くありませんが、

天武将軍を筆頭とした強力な近接攻撃ユニットとは好相性です。

城門校尉玉翠兵隊の長を務める職業軍人で、遠近両用型のヒーローです。

頑丈な防具と良質の盾、対突撃防御を持つ迎撃に秀でたユニットで、

固有スキルで待機状態の時に防具が頑丈になるパッシブアビリティや

味方の防御力を向上させるアビリティを習得できるほか、

玉翠兵の維持コストを下げて防御力を上げるスキルも習得可能です。

最大の目玉はやはり玉翠兵に関わる固有スキルなので、

そちらが主力となる軍団に編入して戦わせたいところです。

弩の徹甲ダメージ割合は低めなため、金属体系呪文と組み合わせる、

防具値の低い相手を狙うなどして活躍してもらいましょう。

レベルが上がると軍馬に騎乗可能になります。

”飛哨”スェイタン大きな弓と翼を携えた特別な巨像哨で、遠近両用型のヒーローです。

DLCを導入していると発令される任務をクリアすると加入します…が、

内容が「モンスターユニットの多数雇用」と少し厳しめです。

巨大な体躯から繰り出される強弓は高威力で、射程も攻城兵器に匹敵します。

HPも高く接近戦でも強いほか、レジェンダリーヒーローなので死亡しません。

スキルツリーは完全に独自の物で、射程を含めて自分の投射攻撃を強化したり、

同行している軍団の投射ユニットを強化したり、アビリティを習得したり、

先陣配置可能になったりと、多彩なスキルが揃っています。

難点は巨像哨と同じで、白兵防御の低さと徹甲投射への弱さです。

ゴトレック&フェリックス流浪の旅をする人間とドワーフのコンビです。

どちらも近接型ヒーローで、難易度の高いクエストをこなすと加入します。

ドワーフのゴトレックはさぞ防御力が高いのだろう…と思いきや、

スレイヤーなので防具値は0で、継続的な戦闘には向いていません。

その代わり攻撃性能は高く、騎馬に近い性質を持っていると言えます。

人間のフェリックスはまずまずの戦闘力を持っていますが、

同行しているロードやヒーローを強化することに長けています。

基本的には同じ軍団に入れて運用していくと良いでしょう。

ユニット紹介:近接歩兵

キャセイの近接歩兵には"隊形攻撃"という属性が備わっています。

これは、敵と戦う際に指示されている隊列を崩さないようにするもので、

敵との接触面を少なくすることで戦線を長く維持できます。

一方、攻撃指示を出しても兵士が敵を囲むように移動してくれないため、

敵と交戦する人数が減り、攻撃面ではむしろマイナスになっています。

ゲーム内の説明には"白兵防御が僅かに上昇する"とありますが、

表示される数値としては全く変わっていませんでした。

(隊形攻撃を持つ天龍衛士と持たない祖霊兵の白兵防御値が同じでした。)

アビリティではないため、ブレトニアのランス隊形等と違って解除できません。

農民槍手キャセイ領内に何千とある村々から招集された民兵です。

職業軍人ではなくロクな装備もないため、人数は多いものの低スペックです。

しかし近接ユニットなので調和:陽を発動させることが可能なほか、

対突撃防御(対大型限定ではない)、対突撃カウンター、

消耗物(敗走しても同じ消耗物持ち以外の統御度に影響を与えない)と、

最低ランクユニットには珍しく豊富な特性を備えています。

技術研究やロードのスキル、建築物などの効果で容易に強化可能なので、

財政的に苦しい場合には終盤でも予備戦力として出番があるかもしれません。

防具がペラペラで盾がなく、キッチリと密度の高い陣を敷くため、

投射攻撃や範囲攻撃呪文に対してかなり脆弱なのが欠点です。

玉翠兵キャセイの各都市で雇用・訓練された軍人で、盾と剣で武装しています。

人間の近接歩兵としては防御力が高く、盾もあるため投射攻撃に強く、

"隊形攻撃"の効果もあって長く戦線を維持してくれる壁役です。

槍持ちではないので対突撃防御は持っていないものの、

その場に留まっていると突撃で吹き飛びにくくなるパッシブ能力を持ち、

10秒動かないとさらに防具も強化されるため、突撃にも耐えられます。

ランク1の募兵用建築物があれば1ターンで雇えるという手軽さも魅力です。

投射ユニットを守る前衛として、序盤から活躍してくれるでしょう。

玉翠兵(戟)得物を盾と剣から戟(長柄武器)に持ち替えた玉翠兵です。

新たに得た対大型突撃防御と対突撃カウンターの2つの特性と

元から持っている対突撃能力"堅守の体勢"の相乗効果で、

大型ユニットの突撃に対してはかなりの防御力を発揮してくれます。

一方、武器の徹甲ダメージ割合が上がり対大型ボーナスも得たものの、

"隊形攻撃"のデメリットがあるので攻撃面はそれほど強化されておらず、

盾を失ってしまったために投射攻撃に弱くなっています。

突撃に対しては"堅守の体勢"だけで十分という場合も多いので、

主力の座は玉翠兵に譲り、こちらは脇備えとして少数雇用すると良いでしょう。

天龍衛士龍帝の私兵である最精鋭の兵士で、盾を持ったハルバード歩兵です。

玉翠兵(戟)に盾を持たせたうえで強化したようなユニットで、

"堅守の体勢"を失ったものの、それ以上に基礎スペックが向上しています。

また、対大型突撃防御が対突撃防御に進化しており、

壁役としての適性はさらに強化されたと見て間違いないでしょう。

通常の玉翠兵と入れ替えて編入したいですが、運用コストが高いため、

お財布と相談しつつ主力となる軍団から徐々に入れ替えていきましょう。

ユニット紹介:投射歩兵

農民弓手村落から招集された民兵で、弓で武装した投射歩兵です。

単体の性能は低いものの人数が多く、調和:陰の効果もあるため、

防具が薄い敵が相手であればそこそこの火力を出してくれます。

運用コストが安く、募兵用建築物なしで雇用できるのもアピールポイントです。

敗走しても他ユニットの統御度が下がらない"消耗物"を持ち、

投射歩兵戦列の両端に立たせたり、前に出して側面攻撃をさせるなど、

あまり犠牲を気にせずに危険な役割へ従事させることもできます。

防具値が低く盾もないため、撃ち合いにはそれほど強くありません。

玉翠弩兵、玉翠弩兵(盾)弩を携えた玉翠兵で、終盤まで主力となる投射歩兵です。

防具値は通常の玉翠兵と同じだけあり、撃ち合いに強くなっています。

射程が160と農民弓手より長く、運用コストも高くないため、

可能な限り既存の農民弓手と入れ替えると良いでしょう。

盾持ち版は盾が追加されて白兵防御も増加した上位版ですが、

元の防具値が高いため弓同士の撃ち合いに強い、白兵戦をしない、

立ち位置が後衛なので盾で防げる徹甲射撃(銃など)を受けにくい…と、

せっかくの強化点である"盾"と"白兵防御"の恩恵があまりありません。

通常の玉翠弩兵から優先的に入れ替える対象にはならないでしょう。

鉄雹筒兵射程の短い散弾銃で武装した徹甲投射歩兵です。

曲射型の弓と違い、敵を直線的に攻撃する直射型の投射歩兵で、

平地では味方の頭上を越えて射撃することが難しくなっています。

また散弾を使用するため、高所を取って味方の頭上越しに射撃した際、

自分の高さによっては味方の後頭部を誤射する危険もあります。

しかし火力自体は高く早期に雇用できるため、一定の働きは期待できます。

弓兵と並べるのではなく隊列の端に配置し、前衛と組み合った敵を

横合いから撃ち崩すように射撃させると良いでしょう。

鶴首銃兵伸ばした鶴の首の如き長銃"鶴首銃"を装備した徹甲投射歩兵です。

防御用に身を隠せるほどの大盾を装備した兵士と一組になり、

身を守りつつ長銃を大盾に乗せて精度を高め、遠くの敵を狙撃します。

人数が少なくリロードも少し遅いものの、射程は一般的な銃兵より長く、

単発火力が高いことに加えて銃撃した敵の盾を一定時間弱らせる効果もあり、

さらに大砲のように敵を貫通する効果もあるという強力なユニットです。

特に貫通効果のおかげで歩兵ユニットに強く、人数の少なさを補ってくれます。

弱点のひとつである装填速度を調和効果で緩和できるのも◎です。

直射ユニットなので射線確保が大変ですが、頼れる投射歩兵と言えるでしょう。

天龍弩兵玉翠弩兵(盾)の強化版とも言える、最精鋭の上級投射歩兵です。

全種族の中でも非常に珍しい"徹甲ダメージ割合の高い弓"を持ち、

防具値が高い頑丈な敵にも安定したダメージを与えることが可能なほか、

曲射型ゆえの射線の自由度の高さも大きな長所になっています。

※大抵の徹甲投射歩兵は直射型で、射線確保が大変です。

防具値が高く盾もあるため、歩兵同士の撃ち合いでも遅れは取りません。

運用コストは高いものの、それに見合った強力な精鋭と言えます。

ユニット紹介:騎兵

農民騎手村落から集められた農民の軽装騎兵です。

先陣配置があるので潜伏・後衛奇襲をしやすいですが、

軽装騎兵なので戦闘力は低く、しかも頻繁に後衛と離れるため、

キャセイの特徴である調和を活かすことが出来ません。

盾がなく防具もペラペラなので、複数の投射兵に突撃するのも危険です。

敗走する敵や孤立した投射歩兵などを狙わせましょう。

玉翠槍騎兵盾と槍を携え馬に騎乗した玉翠兵で、重装衝突騎兵です。

防具値が玉翠兵より高いものの、白兵戦闘能力は同程度と低めです。

人数の少なさもあり、足を止めての白兵戦には向いていません。

前衛が受け止めた敵の側背面から突撃させたいところですが、

後衛と離れるので調和の恩恵を全く受けられないという欠陥があります。

幸い、重装衝突騎兵としてはそこそこの性能があるので、

調和のことは忘れて基本に忠実な騎兵運用をすると良いでしょう。

烏頭神と組み合わせ、常に調和を発動させ続ける手もあります。

龍馬騎兵龍の角や翼が生えた馬"龍馬"に騎乗した、精鋭の飛行重装騎兵です。

キャセイ軍では貴重な空中近接戦力で、後衛や投射兵器の護衛、

敵の側背面への突撃、敵後衛の排除など多くの役割をこなせます。

恐怖を与える効果もあり、下位の騎兵より早く敗走させられるでしょう。

飛行可能な分だけ他の騎兵より位置取りの自由度が高いものの、

やはり調和を発動させ続けることは難しいと言わざるを得ません。

また、人数が玉翠槍騎兵よりも少ないため、継続した白兵戦は危険です。

突撃と離脱をこまめに繰り返させるのが最善でしょう。

元々のスペックが高いので、戦いの調和は忘れても大丈夫です。

ユニット紹介:人造物&モンスター

キャセイの人造物ユニットには、以下の共通する能力があります。

・統御度が底をついて敗走状態(ユニットの上に旗マークが出る)になるか、

 潰走状態(頭上にドクロマークが出る)になると、時間経過でHPが減少します。

 後者の方が時間当たりのダメージが100倍以上も多くなっており、

 戦闘に敗北すると間違いなく消滅してしまうでしょう。

 その代わり、統御度が尽きても敗走しません。

烏頭神人と鳥が融合したような姿をした、黒い人造魔法生物です。

斥候として活動し、得られた情報は月后を介して龍帝へ伝わります。

性能は農民騎手に近く、攻撃力で劣るものの飛行可能になっているほか、

大きな特徴として「近接ユニットなのに陰属性」という点が挙げられます。

軽装騎兵に追随できる速度があり、飛行可能なので突撃の邪魔にならないという

まさに騎兵に調和を発動させるためにあるユニットと言えるでしょう。

本ユニットの他にも陰属性の近接ユニットは2種存在しますが、

片方は中ランクの陸戦ユニット、もう片方は高ランクユニットなので、

本ユニットは"序盤から安価で雇えて飛行可能"という点で差別化されています。

恐怖を与える効果もあるため、先に調和を乗せた騎兵を突撃させ、

挟み込む形で敵の背後へ突撃するという戦術が単純にして強力です。

スペックの低さが欠点ですが、素早く突撃と離脱を繰り返させれば少しは補えるでしょう。

石獅子・玉獅子黒玉(樹木の化石)や翡翠を原料に作られた人造の"動く彫像"です。

どちらも陸戦近接型の単体ユニットで、高めのHP・防具値・速度、

投射抵抗、恐怖を与える効果、"健脚"を備えるほか、

武器の徹甲ダメージ割合も高めで、攻撃面も侮れないものがあります。

※健脚:地形による移動・戦闘への悪影響を無効化する。

石獅子は陰属性ユニットで、白兵防御と呪文抵抗に優れるほか、

攻撃した敵の物理抵抗を下げて"沈黙"状態にできます。

※沈黙:呪文をはじめとしたアビリティが使用不能になる。

また、味方の呪文抵抗を上げつつ敵の魔法武器を消すパッシブ、

敵の投射攻撃の軌道を操作する呪文も持っている技巧派です。

玉獅子は陽属性で、白兵攻撃に優れ魔法武器を備えるアタッカーです。

また、"魔術の増幅"や息吹アビリティ、魔力の充填速度を上げる能力を持つなど、

こちらも石獅子に劣らぬ技巧派であると言えるでしょう。

天獅子キャセイの地に住まう有翼のライオンで、飛行巨獣ユニットです。

混沌のエネルギーによってライオンが突然変異したと思われる生物で、

本来であれば西方に住まうマンティコアのように凶暴化するはずでしたが、

龍帝の力によって汚染を浄化され、その庇護の下で暮らしています。

ステータス傾向は玉獅子に近く、優秀な飛行打撃要員となっています。

周囲の敵の統御度低下耐性を無効化しつつ統御度を低下させるアビリティ、

そして恐慌を与える効果があり、敵を早期に敗走状態にすることが可能です。

HPが半分を切った時に攻撃性能が上がるパッシブもあり、

負傷(HP減少時に性能が低下する効果)によるデバフを緩和しつつ戦えます。

飛行可能な点を活かし、烏頭神や太陰鳥と共に敵の側背面を急襲させましょう。

なお、人造物ではないので普通に敗走・潰走します。

太陰鳥昊天(こうてん)山脈の最高峰付近に現れる巨大な鳥で、

月后の寵愛と加護を受けていると言われる"銀炎の鳥"です。

性能は天獅子より防具値と突撃ボーナス、徹甲ダメージが低下した代わりに

他のステータスが全般的に向上し、武器が火炎&魔法武器化したという塩梅で、

さらに高めの火炎抵抗や渦流アビリティ"月の銀炎"を備えています。

属性が陰であることも特徴で、無理なく騎兵に調和を発動させられます。

天獅子や龍馬騎兵などと合わせて運用すると良いでしょう。

こちらも天獅子と同様に人造物ではないため、敗走・潰走します。

巨像哨キャセイ各地に鎮座している、戦士を模した巨大な土像です。

その正体は龍帝が数千年前に作り上げた自律機動型の戦闘兵器で、

一度命令があれば目覚め、キャセイに仇為す敵を殲滅します。

非常に巨大な体躯を誇るユニットで、動作が鈍めで徹甲投射に弱いものの、

攻撃力は折り紙付きで同時に攻撃可能な敵の数が多いという長所があります。

HPや防具値も非常に高く速度もそこそこあるため、囮役としても優秀です。

弱点となる徹甲投射ユニットや徹甲対大型ユニットを何とかすれば、

その高い基礎スペックを十全に発揮して暴れてくれるでしょう。

なお、保守点検や修理は人が行うためか、"人造物"扱いになっています。

ユニット紹介:兵器

天行燈燃える鳥"朱戦鳥"を動力とした熱気球にゴンドラを吊り下げ、

乗り込んだ指揮官や兵士が上空から偵察や指揮を行う飛行兵器です。

本ユニットには何名かの鶴首銃兵が乗り込んでおり、

上空から盾破壊効果のある長射程の徹甲投射攻撃を行います。

周囲の味方が"森の中の敵を発見しやすくなる"パッシブアビリティ、

同じく周囲の味方の調和効果を25%強化する能力も備えています。

…が、それ以外に大きな特徴はなく、その一方で弱点が多くなっています。

防具はペラく、白兵戦能力は絶望的(そもそも地上に降りられません)、

気球なので移動速度は遅く、火力も鶴首銃兵に及ばない…という具合です。

このユニットが活躍できる場面はあまりないものの、

一般ロードの経略使の騎乗物としてならば活躍を見せてくれるでしょう。

天行船天行燈よりも巨大な二段式の熱気球で装甲化したゴンドラを吊り、

上空から火箭(ロケット)と鶴首銃、投下爆弾で攻撃する飛行投射兵器です。

性能としては天行燈をアップグレードしたユニットで、

地上に降りられず鈍足、白兵戦能力が絶望的なのは同じですが、

HPと防具値が大きく上がり、主砲として多連装ロケットが追加されました。

さらに、直下に爆弾を落とすアビリティも獲得しています。

被弾面積が大きくなったこともあり、敵の徹甲投射には一層注意が必要ですが、

総合火力の高い頼れるユニットへ進化したと言えるでしょう。

ロケットの命中精度は低いので、味方を誤爆しないように気を付けましょう。

大加農砲火を吹く龍の頭部を模した形状の大砲です。

性能は他種族の攻城砲と大差はありませんが、火炎属性である点と

二頭の牛が曳いているためか移動速度がちょっと速い点で優れています。

陰属性なので、調和を発動すれば装填速度を加速することもできます。

高い徹甲火力を持つ火炎弾を直射軌道で発射する優秀な砲ですが、

直射型なので射線が取り難く、近距離戦では機能しにくいのが弱点です。

なお、火炎属性なため建設物に対してのダメージボーナスがあります。

火箭霖砲火箭(ロケット弾)を大量に同時発射可能な攻城兵器です。

射程は大加農砲より少し短く命中率も低めなものの、

加害範囲と火力に優れ、野戦での対歩兵戦で大きな威力を発揮します。

火炎属性なので建設物にも高いダメージボーナスがあり、

命中率の低さが災いして防衛塔や防衛設備の破壊は難しいですが、

城壁・城門に対して大きなダメージを与えられるでしょう。

防衛塔などの設備の破壊は大加農砲に任せましょう。

野戦五行羅針盤五行羅針盤を小型化し、移動可能にした特殊支援兵器です。

天文術師が乗り込み、戦場で魔力の風を操作することを可能としています。

分類上はチャリオットですが、直接戦闘能力はド貧弱と言わざるを得ません。

その一方で支援能力が非常に豊富で、"魔術の増幅"を持っているほか、

調和の増幅+25%、魔力の充填速度をアップするパッシブアビリティ、

ウラノンズ・サンダーボルトを無料で2回使えるアビリティ、

威力半分のコメット・オブ・カサンドラを無料で2回使えるアビリティを備え、

陰属性の投射ユニットに調和を発動させつつ後方から支援することが可能です。

魔術師型のロードやヒーローの軍団に数体編入するのがオススメです。

戦鼓車都市の城門にある巨大な太鼓を台車に乗せた特殊支援兵器です。

乗り込んだ戦鼓奏者が奏でる律動により、味方を奮い立たせます。

野戦五行羅針盤と同じく直接戦闘能力は非常に貧弱ですが、

陰陽両方の属性を持ち、調和効果を+50%する能力、鼓舞効果、

不変不動、周囲の味方の統御度を上げるパッシブアビリティを備えています。

さらに起動すると効果が永続する味方強化アビリティを2つ持っており、

戦場でどちらかを選択して発動することができます。

片方は周辺の味方の防具値を中程度強化する効果があり、

もう片方は周囲の味方の装填速度と白兵攻撃値を向上させつつ

恐怖・恐慌といった心理的な影響を受けない状態にする効果があります。

これら演奏アビリティ(仮)は、発動ボタンを押すと瞬時に効果が発揮され、

再度発動ボタンを押す、またはもう片方の演奏を始めると効果が終了します。

演奏を終了すると、その後30秒は同じ演奏を行うことが出来ません。

戦闘能力が低いので1軍団に多数を編入することは推奨しませんが、

1つ編入しておくだけで戦術の幅が大きく広がるでしょう。

ユニット紹介:威名ユニット+その他

龍砂兵団、ウェイジン義烈槍騎兵天龍衛士、龍馬騎兵の威名ユニットです。

前者は武器が魔法武器化し、心理的な影響への耐性、鼓舞、

そして幾ばくかの呪文抵抗を獲得しています。

後者は周囲のロードやヒーローに物理抵抗を与えるパッシブ、

心理的な影響への耐性を獲得し、徹甲ダメージ割合が増加しました。

どちらも州都でなければ雇えない高ランクユニットなので、

1ユニットとはいえ最高レベルで即雇用できることも大きな長所です。

銀道賊、月陰恵農民弓手、天竜弩兵の威名ユニットです。

前者は盾が追加され、白兵攻撃&防御、突撃ボーナスが増え、

矢が火炎武器化し、さらに先陣配置と森の住人を獲得しました。

また、矢を当てた敵に"火炎に対する脆弱性を与える"効果も追加され、

火炎攻撃を行う味方との連携を期待できるようになりました。

後者は盾を失っていますが、矢の徹甲ダメージと射程距離が増加し、

さらに矢が魔法武器+火炎武器化しています。

また、敵1ユニットの投射抵抗、盾、防具をまとめて劣化させるという

かなりモリモリな効果の呪詛アビリティを獲得しました。

どちらも火炎矢が使用可能なため、同じ軍団で運用するのも良いでしょう。

白烏頭神、緑柱守、玉翠戦鼓車烏頭神、巨像哨、戦鼓車の威名ユニットです。

白烏頭神は突撃ボーナスが烏頭神の2倍になり、

直下に爆弾を投下するアビリティが追加されています。

緑柱守は巨像哨から投射抵抗が10%増えたほか、

周囲の敵投射ユニットが発射した投射攻撃を無効化し

発射した本人に跳ね返すパッシブが追加されました。

玉翠戦鼓車は"魔術の増幅"が追加されたほか、

演奏アビリティに周囲の味方の武器を魔法武器化し

恐怖を与える効果を付与するものが追加されています。

祖霊兵かつて戦死した天龍衛士の魂を冥界から呼び戻し、

霊体のまま一時的に現世に干渉できるようにした兵士達です。

天龍衛士との差は、あちらより人数が少ない代わりにHPが高い、

統御度が高い、防具が0である代わりに物理抵抗55%が備わっている、

武器強度は同じ数値ながら全て徹甲ダメージになり魔法武器化、

攻撃を当てた相手を"凍傷"(10秒間だけ移動速度低下)にする効果が追加、

恐怖&恐慌を与える効果が追加、陽属性が削除され調和効果が無効、

隊形攻撃が削除、時間経過で徐々にダメージを受ける…という具合になります。

軍団に編入できない、召喚専用の特殊ユニットです。

Source: https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=3379082696					

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