Core Keeper Guide 428

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はじめに

物語中盤以降,ボートやポータル,スキャナーなどを作成するにあたって大量の「機械の部品」が必要になってきます.鉱石類は鉱床を見つけてドリルで採掘すればいいのに対して,「機械の部品」は大量に確保する手段に乏しく,ボトルネックになりやすいです.本ガイドではこの「機械の部品」の収集方法についていくつかの方法を解説したいと思います.

簡易的なファームの作成


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ファームというのはMinecraftで言うところのトラップタワーです.「機械の部品」は主に「忘却の遺跡」にスポーンする通常のケイヴリングと「沈んだ海」の都市内にスポーンするケイヴリングスカラーからドロップするので,この2種類のケイヴリングをファームの対象にします.

Core Keeperにおけるモブのスポーンの仕様についてはこちらのガイドで詳細に調査・解説されています.

https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2846860078

次節では上記ガイドを参考に簡単にモブのスポーンの仕様についてまとめます.各項の末尾に上記ガイドのどの節からの抜粋かを記載します.最終的なファームの構造のみを知りたい方は,この節を飛ばしていただいて構いません.

モブのスポーンの仕組み

Core Keeperのワールドは初期リスポーン地点の左下を原点(0, 0)として,内部で16タイル×16タイルの区画ごとに区切られています.この16タイル×16タイルの区画を「セル」と呼びます.("Mob Spawning Mechanics"より)

モブはプレイヤーを中心とした半径約208タイル(=13セル)の範囲にスポーンします.("Mob Spawning Mechanics"より)

スポーンイベントは各セルごとに順番に実行されます.複数のセルで同時に発生することはありません.あるセルでスポーンイベントが発生してから次にそのセルでスポーンイベントが発生するまでには15-22分のインターバルがあります.("Mob Spawning Mechanics"より)

各モブについて,そのモブがスポーン可能な地面があります.例えばケイヴリングならコケ,スライムならスライムの地面などです.("Spawn Surface Types and Mob/Boss Alliances"より)

モブごとに各スポーンイベントでスポーンする個体数に上限が設定されています.ほとんどのモブでこの上限は1となっています.つまり,セル内にいくら多くのスポーン可能なタイルがあったとしても,各セルにつき1度のスポーンイベントで1体までしか同一のモブはスポーンしません.この仕様によってファームの性能が頭打ちされます.("Spawn Surface Types and Mob/Boss Alliances"より)

各モブについて,セル内のそのモブがスポーン可能なタイル1つにつき何パーセントの確率でスポーンするかが定められています.主要なケイヴリングやスライムはタイル1つにつき30%の確率でスポーンします.("Spawn Surface Types and Mob/Boss Alliances"より)

スポーンイベント発生時に既に同一セル内に同一のモブが存在する場合,1体につきタイル1つあたりのスポーンの確率が1/5に減少します.("Spawn Surface Types and Mob/Boss Alliances"より)

簡易ケイヴリングファーム(セルの境界がわかる場合)

セルの境界がわかる場合には上記のような簡易ファーム施設を作成できます.セルの境界に作成することで施設内に4つのセルが含まれるようにすることがポイントです.各セルには通常のケイヴリングがスポーンする「石ゴケ」とケイヴリングスカラーがスポーンする「都会ゴケ」をそれぞれ4×4=16タイルずつ配置します.これによって各セルのスポーンイベントの際に(1-(1-0.3)^16)≒99.7%の確率で通常のケイヴリング及びケイヴリングスカラーがスポーンします.逆にこれ以上多くのコケを敷き詰めたとしても,各セルにつき1回のスポーンイベントで同一のモブは1体までしかスポーンしないため,ほとんど意味がありません.

モブの処理はコケの上に「スパイクトラップ」や「ガラクサイトのトラップ」を敷き詰めて行います.火力の低い「スパイクトラップ」を用いた場合には処理の間に合わなかったモブが隣のセルに移動してしまい,そのセルでの「タイル1つ当たりのスポーン確率」を低下させる可能性があります.(「モブのスポーンの仕組み」節の7. より).ただし,もし処理しきれなかったモブが隣のセルに移動してしまっても(1-(1-0.06)^16)≒63%の確率で正常にスポーンします.もし気になる場合にはセルの境界を1マス分開けて溝を設けるとよいと思います.

実際にこの施設一つを6時間半回した時のドロップが以下です.得られる「機械の部品」の理論値は「1度のスポーンイベントで1つのセル当たり得られる個数の期待値×含まれるセルの数×1時間当たりに実行されるスポーンイベントの回数×稼働時間」=((2*0.0684*0.0644)+(1*0.0684*(1-0.0644))+(1*(1-0.0684)*0.0644))*4*(60/20)*6.5≒10となるので理論値よりも少ないですね….下振れを引いているのか上述のタイル1つ当たりのスポーン確率の低下の影響が思った以上に大きいのかもしれません.

簡易ケイヴリングファーム(セルの境界がわからない場合)

初期リスポーンから遠いなどの理由でセルの境界がわからない場合には上図の様に4×4の組を1つのユニットとして16タイル間隔で並べていきます.例えばこの1つのユニットをセルの境界が横切ってしまって1:3で上下に分割してしまったとしても,上1段側が含まれるセルの上端には1つ上のユニットの下側3段が含まれ,下3段側が含まれるセルの下端には1つ下のユニットの上側1段が含まれるため,境界がどこに位置したとしても1つのセル内には常にそれぞれ16タイルのスポーンタイルが含まれます.

より効率を求める場合

上記の簡易的なファーム施設を作成しても,「機械の部品」がドロップする確率はケイヴリングスカラーで6.84%,通常のケイヴリングで6.44%と低いため,理論上はユニット一つ当たり毎時0.4個しか手に入りません.残念ながら定期的に商人から買い付けた方がはるかに効率がいいです.より多くの「機械の部品」をファームから得るために考えられる方策として,ケイヴリングシャーマンやケイヴリングブルートのスポーンも狙うというものが考えられます.ひとつのユニット内の構成を「石ゴケ240タイル+都会ゴケ16タイル」に変更することで,ケイヴリングシャーマンが約91%,ケイヴリングブルートが約70%の確率で追加でスポーンします.ケイヴリングシャーマンは通常のケイヴリングと同じ確率で「機械の部品」をドロップし,ケイヴリングブルートは約10%の確率で一つ以上「機械の部品」をドロップするので,ユニット一つ当たりの効率は倍に少し届かない程度には伸びるかと思います.ただしリターンの少なさの割にコストは高いため,リソースとの相談が必要となります.

商人からの買い付け


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前章で提示したように,ファームの性能は頭打ちになってしまうため,商人からの買い付けは非常に重要なリソース源となります.できるだけ足繁く通いましょう.私が検証した限りでは30分程度で再交換可能になるようですが,復活までの時間はある程度ブレがあるように感じます.

「見棄てられた大都市」の探索


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前章まででは放置または半放置で「機械の部品」を集める方法を見てきましたが,能動的な収集方法として「沈んだ海」バイオーム内の「見棄てられた大都市」を探索するという方法があります.「見棄てられた大都市」では「機械の部品」をドロップするケイヴリングスカラーやコアセントリーがスポーンするほか,破壊可能なクレートが多く配置されており,クレートからは3.9%の確率で「機械の部品」がドロップします.(参考: https://corekeeper.wikizet.com/en/Metropolis_Crate )クレートからのドロップは極めて重要なリソース源なので,忘れずに破壊するようにしましょう.もちろん宝箱からも「機械の部品」を手に入れられることがあります.私が試しに行った探索では一つの「見棄てられた大都市」につき9つ程度の「機械の部品」が手に入りました.ただ,放置しても商人から5個ずつ購入できることを考えると渋さは否めないですね….

マグマ釣り(2023/04/05更新)


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ここまでで最も効率の良い方法は商人からの買い付けでしたが,比較的コストをかけずに商人に時間効率で勝つことができる方法があります.それがマグマ釣りです.

「潜水用の兜」「海藻のマントル」「ネプチューンのネックレス」「金魚のリング」「運のリング」「発光エサ」を装備して「始まりの砂漠」のサブバイオーム「溶解の採石場」のマグマで「ガラクサイトの釣りざお」を用いて釣りを行います.この時に得られる「鍵のかかったガラクサイトの宝箱」から「機械の部品」を得る方法となります.

以下が1時間釣りを行った際の釣果です.スキルは「釣り人の優位性」「改善されたエサ」を最大まで取得した状態で検証を行いました.

検証前にも1度1時間回してみましたがやはり7つ鍵のかかった宝箱を手に入れることができたため,おおむね毎時7つ程度と考えてよいかと思います.実際に検証した際の宝箱の中身をまとめたのが以下となります.

宝箱の中身にはブレがあり,検証前に試した際には「機械の部品」が7つの宝箱から2つしか出ませんでしたが,それを加味しても毎時平均12個程度手に入ります.商人は30分前後で5つ売ってくれるので,これを少し超える効率となります.「鍵のかかったガラクサイトの宝箱」は鍵のかかった宝箱系の中で最も「機械の部品」が得られる確率が高く,12.33%の確率で1-3個の機械の部品が得られる枠が4-5枠設けられています.ケイヴリングスやクレートからのドロップ率を考えると破格の高さであることがわかるかと思います.宝箱自体を吊り上げる確率は2.12%と依然低いですが,装備によって宝系を吊り上げる確率を高めることで毎時7個まで効率を上げることができます.

以下に溶岩釣りを行う際のポイントを何点かまとめます.

まずは釣りのスキルを上げつつ装備を整えましょう.「金魚のリング」は「忘却の遺跡」での釣り,「潜水用の兜」は「沈んだ海」での釣り,「海藻のマントル」は「アゼオスの原生地域」のサブバイオームである「カビバイオーム」での釣り,「運のリング」は「沈んだ海」の「見棄てられた大都市」に時折置かれている自販機から購入で入手することができます.

魚がかかった場合には何も考えずにクリックをべた押しにすることで早く処理ができます.スキルや装備によってはそれでも成功する場合があります.

「溶解の採石場」にスポーンする敵(「溶岩スライム」及び「溶岩蝶」)は共に「キングスライム」を倒すことで得られる装備で敵対されなくなります.これを利用して安全な釣り場所を確保しましょう.

おわりに

中盤以降急激に需要の高まる「機械の部品」ですが,本ガイドで見てきたように最も効率のいい入手手段が商人からの買い付けとなってしまっているのが現状です. SteamのスレッドやRedditでもこの問題に関して声を上げている人はいますが,中盤を乗り切ってしまえば簡単に数百単位でストックできるようになってしまうため,残念ながらあまり賛同の声は多くないようです.

(2023/04/05更新)溶解の採石場でのマグマ釣りの効率が非常に高いことが判明しました.30分釣りをしていったん戻って商人から買い付け,再び釣りへ,というルーチーンが効果的かと思います.

中盤は少ない「機械の部品」で何とか切り盛りしていくしかない状態が続きます.おすすめの作成手順としてはボート系→ポータルの順でしょうか.「沈んだ海」で「見棄てられた大都市」を攻略するにはボートが必須なのに加え,「アゼオスの原生地域」の探索時にもボートはあった方が便利です.次点で鉱床まですぐに移動できるようになるポータルの作成がおすすめです.

個人的にゲームに対する意欲が低下してしまう「機械の部品」問題ですが,このガイドが少しでも助けになればと思います.

Source: https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2955239244					

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