魔力・魔法について(設定)
ウォーハンマー・ファンタジーバトルの世界における魔力とは、
混沌の領域(要するに異世界)との接続門から噴き出すエネルギーのことです。
この噴き出したものが「魔力の風」となって世界に流れており、
魔術師はこの魔力を利用して呪文(魔法)を行使する仕組みになっています。
魔力の風は物理的な干渉力を持たないものの、風のように強弱があります。
魔法の行使に魔力の風を使う都合上、風が強い地域では魔法が使いやすくなり、
逆に風が弱い地域では魔法が使えなくなってしまいます。
魔術師の素養のある者には魔力の風が"8色"に見えるようで、
これを体系化したものが帝国魔法大学などで教えられている「8体系」です。
普通の魔術師が正気のまま使えるのは"適性のある1体系だけ"と言われており、
基本的にはその適性に合わせた修練を積んでいくことになっています。
呪文の体系はこの8つに限らず、独自のものを使用することもあるようです。
例えばキスレフの氷や風雪の体系、ダークエルフの暗黒魔法、
ハイエルフやリザードマンの8体系を統合した高位魔法などがあります。
魔力が混沌の領域(=別の宇宙にある異世界)から流れ込んでいる力である以上、
魔力が強くなるほどに混沌の性質も濃くなり、生命にとって非常に危険です。
ほとんどの魔術師は安全な範囲で魔法を使うように心掛けていますが、
一部の研究者やスケイヴンなどの混沌寄りの種族、混沌の信奉者などは
リスクを承知の上で…どころか喜んで受け入れ、平気で危険な魔法を使います。
そうして濃い魔力に曝された魔術師は、精神が堕落する、
肉体があり得ない形に変異するなどの影響が発生する…と言われています。
濃い魔力が固形化したものが緑色に光る石「ワープストーン」です。
常人にはとても耐えられない狂気の結晶とも言える物質ですが、
スケイヴンはこれを積極的に収集し、様々に活用しています。
勿論悪影響はありますが、そこは捨て駒を実験台にしたり、
肉体を改造して対処したり、変容を受け入れて突っ走ったりしています。
魔力周りのシステム
使用できる魔力の量は、キャンペーンマップ上で軍団を選択して展開される
軍団パネルの右側に、「魔力の蓄積度」ゲージとして表示されています。
(イメージとしては、魔力の風を捕まえてタンクに溜めている感じです。)
設定どおり、地域や時期(ゲーム的に言うとターン)で魔力の風の強弱が変わります。
つまり、魔力の風が強い場所でターンを終了すれば蓄積度が増加し、
風が弱いorない場所でターンを終了すれば蓄積度が減少する、ということです。
魔術師がいる軍団は、魔力を高める進軍スタンスを採ることができます。
戦闘画面では、右下に砂時計のような形で表示されます。
この砂時計の上側が「魔力の蓄積度」、下側が「魔力」と呼称されます。
「魔力の蓄積度」とは少し分かりにくいかもしれませんが、
要するに"魔力の備蓄タンク"だと思ってもらえれば大丈夫です。
(この蓄積度はキャンペーンマップ上で確認できるゲージと同じ量です。)
ここから「充填速度」に従い、魔力が上側から下側へと徐々に流れていきます。
下側の「魔力」が現在使用可能な魔力の量で、大きく数字で表示されます。
※魔力の最大値は決まっており、それに達してしまうと
溜まった魔力を消費するまでは蓄積度からの充填が停止します。
この魔力を消費して各呪文を発動する、というのが呪文使用のメカニズムです。
1回の戦闘中に使用できる魔力の総量は蓄積度と魔力の合計となります。
("1秒当たりの魔力の蓄積度+○○"という効果のスキルでのみ増やせます。)
用語さえ覚えられれば、それほど難しい仕組みではありません。
魔術師がいる場合、戦闘開始時に「より強い魔力の風のために危険を冒します!」
…というポップアップと、2つの選択肢が表示されます。
"魔力を導流する"を選ぶと、魔力の量がランダムで増減します。
結果は完全に運次第のギャンブルで、個人的にはあまり推奨しません。
何度か試して分かりましたが、このギャンブルは蓄積度には影響しないようです。
"配置を開始する"を選ぶとユニット配置が始まります。
呪文の基礎知識
呪文を発動するには、まず右下のパネルにあるアイコンを1回左クリックし、
次に対象ユニットor地点を左クリックします。すると、まず詠唱が開始されます。
詠唱中はアイコン部に残り秒数が表示されるほか、白い円が描かれていきます。
(詠唱中に他のアビリティを選ぶと詠唱がキャンセルされてしまいます。)
それが完了すると、いよいよ呪文の効果が発動します。
アイコン部に緑の円と残り秒数が表示され、これが呪文の持続時間を示しています。
緑の円がなくなっていくと共に秒数が減少していき、なくなると効果終了です。
※…が、これはどうも実際の持続時間ではない場合があるようです。
説明欄に持続時間が2つ書いてある呪文に関しては、
下に書いてある方の持続時間がこのタイマーになるように思われます。
しかし、実際に呪文の効果が発揮される時間は上に書いてある方のようです。
その場合、呪文の効果が発揮されるタイミングは使ってみないと分かりません。
呪文の持続時間が終了するとアイコン上に赤い円と秒数が表示され、
その呪文のクールダウン時間のカウントが始まります。
このカウントが終われば、呪文が再使用可能となります。
呪文(アクティブアビリティ)には以下の種類があります。
・増強:自軍や友軍のユニットのステータスを強化します。
・再生:自軍や友軍のユニットのHPや疲労度を回復します。
・呪詛:敵軍ユニットのステータスに何らかの悪影響を与えます。
・魔弾:対象の敵軍ユニットへ、直線状に魔法の弾丸を発射します。
最後に弾が爆発しますが、ダメージは弾の直撃に偏っています。
亜種として"複数の魔弾"もあります。味方や地形にも当たります。
・急風:指定地点から直線状の範囲を攻撃します。味方に当たります。
城の壁は越えられず、反射してしまうようです。
・息吹:指定地点から扇状の範囲を攻撃します。味方に当たります。
・直接ダメージ:指定した敵ユニットを直接狙う攻撃呪文です。
対象にされたら回避不能で、防具値を無視します。
説明欄のダメージ表記は"対象人数×1人へのダメージ"の合計です。
・投下:指定地点に上空から何かを落として攻撃します。味方に当たります。
大抵は詠唱完了後に"上空にゲート展開~弾が降ってくる"動作があり、
実際にダメージ判定が出るまでにかなりの時間がかかります。
・爆発:指定地点に爆発を起こして攻撃します。味方に当たります。
・潜伏:自軍や友軍のユニットを敵からほぼ視認できない状態にします。
・渦流:地点を指定して使用後、戦場にしばらく残る攻撃呪文です。
判定がランダムに移動したり、敵を追いかけたりします。味方に当たります。
急風と同じく、城壁に当たっても越えず、消えないようです。
・ユニットの召喚:指定地点にユニットを召喚します。
召喚されたユニットは、時間経過でHPが減っていくほか、
生きたまま戦闘が終了すると消滅します。
呪文の効果のほどはレアリティ(枠の色)で表現されます。
・白:効果も消費魔力も低いコモン呪文で、詠唱時間は1秒前後です。
・緑:消費魔力と効果のバランスが良いアンコモン呪文で、詠唱は3秒前後です。
・青:効果も消費魔力も高いレア呪文で、詠唱時間は5秒前後もかかります。
1つの体系のスキルツリーには、これらの呪文が2個づつ存在するほか、
呪文の詠唱完了に呼応して効果を発揮するパッシブ呪文も1個存在します。
呪文を使いたい場合、初期習得しているもの以外は
まずスキルポイントを支払って呪文を習得する必要があります。
追加でスキルポイントを支払うと、クールダウン時間が短縮されたり、
アップグレード版を使用可能になったりします。
アップグレード版の使用方法は、スキルとして習得した後
呪文を選択する時に"呪文アイコンを二度押し"するだけです。
アップグレード版にすると、呪文の効果が強化されたり、
新たな効果が加わったり、持続時間が延びたり、効果範囲が拡大したりします。
当然代償はあり、消費魔力が増加するほか「詠唱失敗の確率」が発生します。
※詠唱失敗:詠唱者と周囲に爆発ダメージ。なお、呪文はちゃんと発動します。
【光の体系】
優雅さや秩序を志向する色彩で、眩い光を放って悪魔を殲滅したり、
混沌の領域の恐怖や狂気に対する耐性を身に着けられる体系です。
質素で美しい生活を志向し、この世の邪悪を打ち破ろうとする者に適性があります。
エクソシズム呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
11秒間、全ての味方の統御度を少し上げ、恐怖・恐慌を受け付けなくさせます。
ファーズ・プロテクションと合わせることで敗走しにくい軍団を作れるほか、
低コスト呪文を連打することで、いざという時の敗走を防げます。
恐怖・恐慌持ちが増えてくるゲーム後半からが本領発揮と言えるでしょう。
シェムズ・バーニング・ゲイズ複数の浄化エネルギーの矢を放つ、複数の魔弾呪文です。
着弾すると爆発するため、攻撃範囲は意外と広くなっています。
魔法+火炎属性かつ徹甲ダメージ割合が高いので、森の精霊などに有効です。
矢が揺らめきながら飛んでいく都合上、地形の凹凸に弱いという難点があります。
250mと少し長い射程を活かして丘の上から撃ち込んで敵の突撃を破砕し、
一方的に突撃するなど、地面に矢が遮られないような運用をすると良いでしょう。
アップグレードすると威力が増加します。
ファーズ・プロテクション慈悲深き守護者を召喚し、味方を守る増強呪文です。
1ユニットの防具と白兵防御を強化する防御用呪文で、
低コストの割に効果量があり、コモン呪文なので詠唱も1秒で終わります。
大型モンスターと接触する長柄兵に咄嗟に使用すれば、
エクソシズムの効果と合わせ、かなり被害が抑えられるでしょう。
アップグレード版は対象が範囲内の全ユニットになります。
ネット・オブ・アミントク頭上から光の網を降らせ、敵を捕らえる呪詛呪文です。
対象は1ユニットだけですが、20秒間も移動不能にさせられます。
それ以外の効果は一切ありませんが、それだけ非常に強力な効果だと言えます。
動きを封じて投射兵で釣瓶撃ちにする、当てにくい高威力呪文を当てるなど、
他の呪文やユニットとの連携してダメージを取っていきましょう。
射程がたった100mしかないことが弱点で、突撃を止めるのは難しいです。
アップグレード版は対象が範囲内の敵ユニット全てになります。
ライト・オブ・バトル対象の精神を高揚させ、味方の心を奮い立たせる増強呪文です。
範囲内の味方に"不変不動"を与える、非常に単純な呪文です。
※不変不動:統御度が一切減らなくなり、敗走しなくなります。
対象の味方は20秒以上敗走しなくなるので、もしもの時に役立ちます。
…が、士気崩壊して敗走するということは兵力も半数以下なことが多いため、
踏み止まらせただけで事態が改善するかは難しいところなので、
全滅する前に次の手を打った方が良いと思われます。
エクソシズムと役割がモロ被りしているという問題もあります。
恐怖・恐慌持ちの敵に突っ込ませる味方に使うという使い方も…?
アップグレード版は効果時間が2倍になります。
ビローナズ・タイムワープ光の力によって対象を加速させる増強呪文です。
範囲内の味方の走行速度と白兵攻撃を上昇させます。
騎兵突撃の際に使用し、効率よくダメージを与えつつ素早く離脱させる
…というのが主な使用法になるでしょうか。
効果時間が50秒と長いのも特徴です。
アップグレード版は効果範囲が広がります。
バニッシュメント光球を発生させ、地上からそこへ立ち上る光の奔流で敵を灼く渦流呪文です。
範囲内の敵に徹甲魔法ダメージを与えつつ、少しの間地上をランダムに動きます。
防具値が高い歩兵ユニットに対して効果が高いと言えます。
敵味方の前衛が組み合っている所に撃ち込むと大変なことになるため、
投射歩兵を狙ったり、敵の進路に予め設置しておくと良いでしょう。
アップグレード版はダメージが2倍になりますが、徹甲ダメージ割合が半減します。
※要するに、通常版分の基本ダメージが上乗せされるということです。
【天空の体系】
霊感や予感を意味する色彩で、予知や気象現象の制御を得意とする体系です。
月、星、彗星から隕石までをカバーし、しばしば"天文学"とも称されています。
夢想家で学者的、暇さえあれば星を眺めている者に適性があるそうで、
この体系の魔術師は貴族・名家からの評判が上々なようです。
…その最たる理由は「魔術師にしては奇行が少ないから」らしいですが。
ローリング・スカイ呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
25秒間、空中にいる敵の速度と白兵防御を大きく弱体化させます。
パッシブ呪文の中でも抜きん出て効果が強力で効果時間も長いですが、
対象が"空中の敵"と非常に限定的なのが大きな欠点でしょう。
効果が適用さえされれば、対象が地上に降りても持続してくれます。
ウインドブラスト指定地点から扇状に暴風を吹き付ける息吹呪文です。
射程は短く威力も低いものの、軽装甲の歩兵相手なら十分でしょう。
何より、他の攻撃呪文の発生がどれも遅い天空の体系にあって
際立った発生の速さと非常に当てやすい軌道を誇ります。
人によってはこの呪文が主砲になるかもしれません。(筆者とか)
アップグレード版は威力が少し上がり、徹甲ダメージ割合が増えます。
その分消費魔力も増えるので、しっかりと多数の敵を巻き込みましょう。
ハーモニック・コンバージェンス占いによって味方の精神を導き、洞察力を高める増強呪文です。
味方ユニット1つの白兵攻撃と白兵防御値を上げるもので、
白兵戦における安定度がなかなか上がります。
同じだけ敵の白兵攻防を下げる別体系の呪文より効果時間が少し長く、
詠唱時間がとても短いことも利点の一つと言えるでしょう。
アップグレード版は防具が強化される効果が追加されています。
ウラノンズ・サンダーボルト指定した位置に強力な雷を1発落とす投下呪文です。
爆発するとはいえ落雷は1発だけなので攻撃範囲が狭く、
詠唱完了から攻撃判定が出るまでが長くて当てにくいものの、
その威力は直撃と爆発(どちらも徹甲100%)合わせて700以上と強力です。
※この700という威力、実にウインドブラスト40発分以上です。
ただし、ダメージのほぼ全てが直撃部分に偏っています。
射程300mと非常に長いため、攻城兵器を狙い撃つのに最適と言えます。
アップグレード版はダメージが2倍にまで膨れ上がります。
カース・オブ・ミッドナイト・ウインド三つの呪詛の言葉を発して敵を呪い、攻防を弱体化させるという
とても天空の体系とは思えない説明文が特徴の呪詛呪文です。
範囲内の敵全ての白兵攻撃と防具を下げる効果があり、
射程・範囲・持続時間もまずまずで使いやすい呪文だと言えます。
ハーモニック・コンバージェンスと組み合わせるのも有効です。
アップグレード版は持続時間が2倍になります。
コメット・オブ・カサンドラ宇宙から隕石を呼び寄せ、敵の脳天に直撃させる投下呪文です。
ウラノンズ・サンダーボルトの2倍以上の火力を誇る大呪文で、
射程が短くなり着弾までがさらに遅くなってしまっているものの、
弾体と爆風が大きくなり、加害範囲が広がりました。
やはりダメージは直撃に非常に偏っているほか、徹甲割合は半分なので、
重装甲で固めた相手に対してはサンダーボルトの方が良い場合もあります。
アップグレード版は爆風部分のダメージが2倍になります。
チェーン・ライトニングランダムな方向にゆっくりと動く雷球を作り出し、
そこから迸る電撃で敵を長時間攻撃する渦流呪文です。
広く敵を攻撃できる大技ですが、ランダム軌道ゆえにダメージが安定せず、
1体の敵に雷が集中して当たるようなこともないため、
専ら対重装歩兵ユニット用として運用することになるでしょう。
この規模の呪文としては消費魔力が軽めなのも長所です。
アップグレード版はありません。
【炎の体系】
情熱にまつわるものを表す荒々しい色彩で、熱や炎の創出・加工を得意とする体系です。
直情的で情熱的、衝動的な性格で、雨の日にみじめさを感じる者に適性があります。
焦熱とも呼ばれる火の伝承を研究し、破壊力の高い剛炎を操ります。
キンドルフレイム呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
15秒間、全ての敵に"炎に対する脆弱性"を20%付与する強力な呪文で、
自分の攻撃呪文全ての威力が+20%されるのと同じ効果があります。
他の味方の火炎攻撃もよく効くようになるので、同じ軍団に
火炎武器を持ったユニットが多いほど効果を発揮するでしょう。
カスケーディング・ファイアクローク赤々と燃える炎で味方を保護し、能力を高める増強呪文です。
1ユニットの徹甲武器ダメージと白兵防御をアップする効果があり、
徹甲攻撃力の高い白兵ユニットに使用するのが最善と言えます。
投射武器には効果がないので、間違えて後衛に使わないようにしましょう(2敗)。
アップグレード版はありません。
ファイアボール高温の火炎球を直線的に発射する魔弾呪文です。
火炎球は直撃ダメージが非常に高い魔法+火炎属性攻撃で、
そこそこの爆発ダメージと300mもの長射程も兼ね備えています。
難点は徹甲ダメージ割合が低い(直撃部分は30%、爆発部分は0%)こと、
遠くの標的には発射から着弾まで時間がかかることです。
軽装甲のユニットに対しては効果抜群でしょう。
アップグレード版は威力が1.5倍になり、徹甲ダメージ割合が上がります。
フレーミングソード・オブ・ルーイン味方の武器に灼熱の火炎を付与する増強呪文です。
範囲内の味方全員の基本武器&基本投射ダメージをアップ(割合強化)し、
同時に魔法武器+火炎武器化するという複合武器強化呪文になっています。
割合強化なので、元々高い基本ダメージがあるほど効果も高くなりますが、
上がるのは"基本ダメージ"なので重装甲の敵には防具で軽減されてしまいます。
魔法武器化するので物理抵抗を無効化できるようになるほか、
火炎武器化で"再生"アビリティ持ちや森の精霊に有効になるので、
相手によってはかなりの効果を発揮してくれるでしょう。
アップグレード版は効果時間が2倍になります。
バーニング・ヘッド巨大な頭蓋骨型の炎を創出・発射する急風呪文です。
放たれた頭は遅めの速度で進み、直線上の敵を薙ぎ払いつつ統御度を下げます。
威力はまあまああるものの徹甲ダメージ割合が0%なので、
数が多い軽装ユニットに横から撃ち込むのが良いかと思われます。
アップグレード版は威力が1.5倍になります。
※説明には"効果範囲の拡大"とあるものの、変わったようには見えませんでした。
ピアシングボルト・オブ・バーニング上空から無数の火炎弾を降らせて攻撃する投下呪文です。
炎の体系唯一の100%徹甲ダメージ呪文で威力もありますが、
詠唱5秒の投下呪文ということで、発生がかなり遅くなっています。
普通に使うと難易度イージーのAIにすら簡単に避けられてしまうため、
前衛と組み合っている敵に向けて使うなど、ひと工夫が必要となります。
直撃させられさえすれば、大型モンスターにも十分なダメージを与えられるでしょう。
アップグレード版は火炎弾の数が2倍になります。
フレイムストームランダムに動く炎の竜巻を発生させる渦流呪文です。
持続時間が他の体系の渦流呪文と比べて長く、威力も高くなっています。
とはいえあくまでランダムに効果範囲が移動する呪文なので、
単体ユニットより数が多い歩兵ユニットに使うのが良いでしょう。
【死の体系】
過ぎ去りし日々、避けえざる終焉、死の無常さが顕現した色彩で、
あらゆるものを死に至るまで弱らせる魔法や時の流れを制御する魔法、
死霊術(違法なので、終焉の魔術などの呼称を使用)を得意としています。
この体系の研究者は生や社会への執着をなくし、堕落する傾向があるとか…?
ライフ・リーチング呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
25秒間、"魔力の蓄積度"をほんの少しづつ増やす効果があります。
蓄積度を回復させる方法は少ないので、かなり貴重な効果だと言えます。
効果時間中に次の呪文を使っても、このパッシブの効果は+25秒ではなく
25秒に上書きされる仕様で、残っていた効果時間が無駄になってしまいます。
アスペクト・オブ・ドレッドナイト目に見えない恐怖のオーラで味方を覆う増強呪文です。
味方1ユニットの統御度を+8するほか、武器を魔法武器化し、
さらに恐怖・恐慌を与える効果(それらに対する耐性も)を付与します。
攻撃力や防御力は上がらないものの、相手が父祖の霊やサベージオークといった
"防具値が低いが物理抵抗が高い"ユニットが相手の時には抜群の効果を発揮します。
恐怖・恐慌持ちの大型モンスターと戦う際の補助としても有用でしょう。
アップグレード版は対象が範囲内の全ユニットになります。
スピリットリーチ巨大な闇の手を召喚し、対象の魂を吸い取る直接ダメージ呪文です。
低コストながら防具を無視して必中ダメージを与えられる利点はありますが、
射程が100mと短く、対象は1ユニットではなく「1体」という欠点もあります。
使用するならロードやヒーロー、大型モンスターを対象にしましょう。
対象が1体である分、ダメージは高めになっています(表記通りのダメージが入ります)。
※複数体対象の直接ダメージは、表記分ダメージ÷人数が実際に入るダメージです。
アップグレード版は射程が3倍になります。
ドゥーム&ダークネス敵に死者の魂を押し付け、精神を蝕む呪詛呪文です。
1ユニットの統御度を大きく下げる効果があります。
統御度が下がったもののなかなか敗走しない…という敵をこの呪文で敗走させ、
一時的にこちらが有利な状態を作り出す、などの使い方ができるでしょう。
アップグレード版は対象が範囲内の全ユニットになります。
ソウルブライト病んだ魔力の風を吹き付け、敵の"生きる意志"を折る呪詛呪文です。
範囲内の敵の攻撃力と防御力を下げる強力な妨害魔法ですが、
消費魔力に対して効果時間が少し短めという難点も持っています。
白兵攻撃&防御(命中率と回避率)は下げられないので、
これらの数値が低いユニットに対して使うと大きな成果を出せるでしょう。
アップグレード版は持続時間が2倍になります。
パープルサン・オブ・ゼレウス鈍く輝く暗黒の太陽を召喚して攻撃する渦流呪文です。
中空に出現した球の下に継続ダメージを与えるエリアを展開し、
それがランダムに移動することで広範囲を攻撃することができます。
死の体系唯一の複数ユニットにダメージを与え得る呪文ですが、
他体系の同格渦流呪文に比べて持続時間が短いという問題があるほか、
ランダムに動くので味方にも被害を出す可能性があるという難点もあります。
アップグレード版は持続時間が倍になります。
フェイト・オブ・ビューナ巨大な顔状のエネルギー体を現出させ、生命力を消耗させる直接ダメージ呪文です。
対象となった1ユニット内の25体までの敵に持続的なダメージを与える呪文で、
敵1体へのダメージはそこそこ高いため、人数の少ない重装歩兵に有効だと言えます。
…というか消費魔力が大きすぎるので、それ以外の敵に使うのは勿体ないです。
低コスト大人数のユニットへはパープルサン・オブ・ゼレウスを、
単体ユニットへはスピリットリーチを使うべきでしょう。
アップグレード版はありません。
なお、呪文名は"表情なき戦士ビューナのような運命を辿らせてやる"の意だそうです。
【金属の体系】
不明瞭な物事を明確化・定量化・体系化したい願望の色彩で、
金属の加工に関わる魔法、既に在る物を変性させる魔法を得意とする体系です。
人に何かを教える意欲が強く、物事をはっきりさせたい者に適性があります。
この体系の魔術師は概して知識欲が強く、同時に科学者であることも多いようです。
メタルシフティング呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
13秒間、全ての味方の基本ダメージと徹甲ダメージを上げる効果があり、
前衛同士が乱戦になった局面で大きな効果を発揮できるでしょう。
投射武器には一切効果がないことだけが残念なところです。
プレイグ・オブ・ラスト敵の鎧を錆び朽ちさせる呪詛呪文です。
指定した敵ユニット1つの防具値を30下げるだけという単純な効果ですが、
これひとつでこちらが与える基本ダメージが約40%増えると言い換えられます。
※防具1あたり1.333...%の基本ダメージを軽減します。
高ランクの重装歩兵の武器であってもいくらかは基本ダメージがあるため、
終盤においても効果が全くない、などということはありません。
低コストかつ詠唱も短く、メタルシフティングとの相性も良好ですが、
元々の防具値が0で、高い物理抵抗で耐えるタイプの敵にだけは無力です。
アップグレード版は効果量が2倍になります。
シーリング・ドゥーム頭上から熱い灼銀の雨を降り注がせる投下呪文です。
広範囲に多数の弾を降らせる呪文で、直撃+爆発の二段構造になっています。
直撃ダメージは爆発よりわずかに威力が高い代わりに徹甲ダメージ割合が低く、
爆発部分は直撃より少し威力が劣りますが100%徹甲ダメージになっています。
着弾範囲が広くダメージが散りやすいため、歩兵ユニットに対して有効です。
投下呪文なので着弾が遅いことが欠点ですが、範囲指定型なので
味方と組み合っている敵前衛だけを狙ってダメージを与えつつ姿勢を崩し、
メタルシフティングの効果で味方の打撃力を上げる、という使い方が出来ます。
終盤まで腐りにくい、使い勝手の良い攻撃呪文と言えるでしょう。
アップグレード版は弾の数が2倍になり、効果範囲が広がります。
グリッタリング・ローブ味方の防具に魔法的な輝きを持つ鱗を与える増強呪文です。
1ユニットの防具値を60上げる(基本ダメージを約80%軽減)効果があり、
同格の増強呪文の中でも群を抜いて長い持続時間も特徴となっています。
徹甲ダメージと直接ダメージに対して無力なのが難点ですが、
それ以外のダメージを大幅にカットしてくれる、安心感のある呪文です。
アップグレード版は対象が範囲内の全味方ユニットになります。
ゲヘナズ・ゴールデンハウンド黄金の犬笛を吹き、金属の狼の精霊を呼び出す渦流呪文です。
1秒当たりのダメージは別体系の格上の渦流呪文にも劣りませんが、
徹甲ダメージ割合が低く、持続時間が短いという難点があります。
とはいえ、ランダムに効果範囲が移動する渦流呪文の性質上、
持続の短さは味方を巻き込みにくいとも取れるため、一概に欠点とも言えません。
アップグレード版は持続時間が2倍に、範囲も面積2倍(半径7m→10m)になり、
格上の呪文であるフレイムストーム(通常版)に匹敵する性能になります。
トランスミューテーション・オブ・リード敵の武器を重くして扱いにくくさせる呪詛呪文です。
範囲内の敵ユニットの基本武器ダメージと白兵攻撃を下げる効果があり、
上級呪文ゆえか、効果時間も50秒とかなり長くなっています。
これ1つで味方の前衛の生存時間が目に見えて延びる、頼りになる呪文です。
味方側の殲滅力が上がるわけではないので、この呪文の効果時間中に
しっかりと二の手・三の手を打つことが重要となります。
投射ユニットに対してはほとんど効果がないので、必ず前衛を狙いましょう。
アップグレード版は基本武器ダメージの減少率が2倍になります。
ファイナル・トランスミューテーション魔法のエネルギーで敵を黄金像に変えてしまう、直接ダメージ呪文です。
範囲内の敵ユニット全てが対象ですが、1ユニットにつき1体にしか当たりません。
その分だけダメージは高めに設定されており、しかも防御無視&必中です。
1ユニットしか範囲に収められないと消費魔力に対する効率が悪いため、
可能な限り多くの単体ユニット(ロードや大型モンスター)を巻き込みたいところです。
アップグレード版は持続時間が2倍になります。
【影の体系】
企み、欺瞞、不明瞭化、感覚の喪失、不確かさを象徴する色彩で、
認識力に働きかけて敵を欺く幻惑・幻影の魔法を得意としています。
好奇心旺盛、無頼で一人旅をこよなく愛する者に適性があります。
見習いですら顔を魔法で隠すなどの術を行使しているため、追跡が難しく、
民衆からは「後を追うと死ぬ」などと畏怖されているようです。
スモーク&ミラー呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
24秒間、全ての味方の走行速度が10%アップする効果があります。
効果としてはちょっとしたものですが、持続が長いという特徴があります。
敗走する敵を追う、有利な位置取りをする、前衛を振り切って後衛を襲うなど、
わずかな速度アップが活きる状況も往々にしてあるでしょう。
メルコスズ・ミスティファイング・ミアズマ敵を麻痺・混乱させる霧で敵を覆う直接ダメージ呪文です。
ユニット1つの25体までの敵にダメージを与えつつ、走行速度を下げます。
防具無視の必中とはいえ、かなり微弱なダメージしか与えられず、
しかも射程も短いため、攻撃呪文として使うには力不足を感じるでしょう。
この呪文の本領が発揮されるのは"敗走する敵を追う"時です。
逃げる敵にダメージを与え続けることで再編成を許さず、
足を鈍らせることで追撃役の味方を追いつかせやすくするという、
まさに追撃戦に特化した玄人向けの性能に仕上がっています。
スモーク&ミラーとの相性が良いことも長所の一つと言えます。
アップグレード版は射程が3倍になります。
エンフィーブリング・フォー敵の意識を希薄化させ、精神を衰弱させる呪詛呪文です。
ユニット1つの白兵攻撃と白兵防御を下げる効果があり、
こちらの白兵攻撃は当たりやすく、敵の白兵攻撃は当たりにくくなります。
ハーモニック・コンバージェンスの効果をそのまま正負反転したものですが、
こちらの方が効果時間が少しだけ短くなっています。
アップグレード版はあちらと異なり、効果時間が2倍になります。
ウィザリング敵の心を内側から蝕み、不安を疑心を増大させる呪詛呪文です。
敵ユニット1つの統御度、そして(何故か)防具値を減少させる効果があります。
防具値を下げることで敵を倒しやすくして統御度を下げ、
この呪文の効果でさらに統御度を下げて一気に敗走させる
…という想定であろう呪文ですが、それが上手くハマる場合は稀です。
一応、この呪文で敗走させる→ミアズマ→追撃…というコンボもありますが、
早めに敗走させる目的なら1ユニットに統御度-8では十分とは言えず、
敗走させられないのなら統御度減少は無意味…と、悲しみを背負った呪文です。
アップグレード版は対象が効果範囲内の全ユニットになります。
ペナンブラル・ペンデュラム大きな振り子を召喚し(何で?)、敵を切り裂く急風呪文です。
直線上の敵を大きな刃で薙ぎ払うという、物騒な絵面どおりの効果があります。
同格・同形・別体系のバーニング・ヘッドと比べると、
低速で幅が広く長時間持続し徹甲ダメージが0で追加効果があるあちらに対し、
こちらは高速で幅が狭く持続が短く高威力(徹甲50%)と、対照的になっています。
射程が200mと少し長いため、投射歩兵を射程外から素早く狩ることが可能です。
アップグレード版は徹甲ダメージが1.5倍になります。
オッカムズ・マインドレイザー味方の武器に魔力を付与し、精神や魂も傷つけられるようになる増強呪文です。
ユニット1つの武器ダメージを1.5倍にし、魔法武器化させます。
割合強化なので、対象の元々の攻撃力が高いほど有効になります。
白兵攻撃・防御は上がらないため、元々白兵攻撃・防御が高いユニットに使う、
またはエンフィーブリング・フォーとの併用がオススメです。
説明文に反し、攻撃した敵の統御度を下げる…といった効果はありません。
アップグレード版は範囲内の味方全てが効果の対象になります。
ピット・オブ・シェイド虚無の空間への門を開き、敵を吸い込む設置型の渦流呪文です。
威力も持続時間も同格の渦流呪文に劣りますが、効果範囲が広く、
他の渦流呪文のようにダメージ範囲が動くことが一切ないという特徴があり、
しかもダメージを与える際に強烈な吸引効果が発生し、敵を逃がしません。
ダメージが小さいとはいえ徹甲100%なので、誰が相手でもダメージが通ります。
アップグレード版はダメージが1.6倍になります。
【獣の体系】
原始的で無分別、悪意も善意も存在ない大自然の色彩で、
あらゆる種類の動物と意思疎通する、動物の姿に変身する、
精霊を呼び出し動物の力を借りる、といった魔法を得意とする体系です。
人の世の出来事に関心がなく、野生のあり方に共感する者に適性があります。
この体系の魔術師は未開の土地に住んで厭世的な生活を送りがちなため、
正確な人数が掴めていないことで知られているようです。
ワイルドハート呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
25秒間、魔力の充填速度が増加します。
一戦で使用できる魔力の総量は変わらないので注意しましょう。
短期決戦に向いたパッシブ呪文と言えます。
ウィサンズ・ワイルドフォーム味方の内なる獣を解放し、肉体と精神を強化する増強呪文です。
対象の味方1ユニットの基本・徹甲ダメージと防具値を上げます。
攻撃力は割合強化なので、元々の数値が低いと効果も低くなってしまうほか、
防具が上がるとは言っても徹甲ダメージに対しては無力なので、
使う味方や相対する敵を選ばないと成果が出ない場合があります。
とはいえ、完全に効果がないということはまずないでしょう。
アップグレード版は範囲内の全味方ユニットが対象になります。
フロック・オブ・ドゥーム"カラスの王"の眷属を呼び出し、攻撃させる直接ダメージ呪文です。
1ユニットにつき25体までの敵にダメージを与えられますが、
メルコスズ・ミスティファイング・ミアズマと同じ1秒当たりのダメージ量ながら
持続時間はあちらの半分で追加効果なしと、ここまでは良い所がありません。
では長所は何かと言うと、対象が範囲内の全ユニットという点に尽きます。
対象が1ユニットでは効率が悪いので、可能な限り多くを範囲に入れましょう。
1体への火力は全然ないため、ロードやヒーローなどにはほぼ通用しません。
アップグレード版は射程が3倍に、持続時間が2倍になります。
2点が強化されるだけあり、消費魔力も2倍と大きく増加します。
アンバースピア琥珀の槍を召喚し、正確に発射する魔弾呪文です。
命中精度の高さもさることながら、貫通力が高いことも特徴です。
横長の隊を真横から撃ち抜けば、一撃で敵を撤退に追い込めるでしょう。
ダメージのほとんどが徹甲ダメージなのも長所の一つです。
その代わり、同格の魔弾呪文より射程が短く、爆発も小さくなっています。
空対地の状況で使用すると真価を発揮できないので、着地して使いましょう。
アップグレード版はダメージが2倍になります。
パンズ・インペナトラブル・ペルト野獣の魂を憑依させ、体を堅い毛皮で覆う増強呪文です。
味方1ユニットの走行速度、白兵防御、物理抵抗を上げる効果があります。
主に防御面の強化を期待して使用することになると思います。
同格の防具値を上げる呪文よりもダメージの減衰率は低いですが、
物理抵抗は徹甲ダメージに対しても有効という違いがあるほか、
白兵防御(回避率)も上がるので生存能力が大きく向上するでしょう。
アップグレード版は対象が効果範囲内の全味方ユニットになります。
カース・オブ・アンラヘイル白い霞の精霊を呼び出し、見えない爪で体を掻き毟らせる呪詛呪文で、
範囲内にいる敵全ての白兵攻撃&防御・走行速度・射撃精度を下げます。
一気に4つのステータスを下げる範囲呪詛という豪勢な呪文ですが、
全てが一度に有効に働く状況はほとんどないと言っていいでしょう。
逆に言えば、どんな状況でも効果の半分以上は有効となります。
消費魔力の割に持続時間が短いので、出し所を見極めて使いましょう。
アップグレード版は効果範囲が拡大します。
トランスフォーメーション・オブ・ケイドン飛行巨獣"マンティコア"を召喚する召喚呪文です。1戦闘で2回まで使えます。
指定した位置に飛行モンスターを呼び出せるため、簡単に敵の背後を衝けたり、
前衛を飛び越えて後衛を襲撃させたりするなど、様々な使い方が可能です。
マンティコアは徐々に劣化していき最後には消滅してしまうほか、
戦闘終了時にも消滅するので、存分に使い潰してあげましょう。
HPが減ると狂乱化(命令不能になり、最寄りの敵を攻撃する)するため、
実は命令できるチャンスはそれほど多くありません。
アップグレード版はありません。
なお、説明文には「ケイドン氏がマンティコアに変身し戻れなくなった」
との逸話が記載されていますが、召喚されたマンティコアが彼かは不明です。
【生命の体系】
自身の成長、他者の生育を渇望する養育の色彩で、
エネルギーを結合させた水を利用し、大地や植物を操作する体系です。
元気旺盛、活力やユーモアに溢れる活動的な者に適性があるとされます。
農業や牧畜にも関係するため、人々に受け入れられやすいようです。
ライフ・ブルーム呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
4秒間(5回回復)、全ての味方のHPをほんの少しづつ回復します。
回復量は合計1%と微小ですが、位置・状況に関係なく回復可能という
他の回復呪文にはない特徴も持っており、習得させて損はありません。
アウェイキング・オブ・ウッド地面から植物を急成長させて衝撃を与える爆発呪文です。
指定した位置に爆発を発生させ、ダメージを与えつつ吹き飛ばし、
一定時間だけ走行速度をほぼ半減させる妨害効果も付与します。
発生がそこそこ速い(詠唱と合わせて3秒ぐらい)ため、
走行している騎兵に当てることも十分に可能でしょう。
ダメージは徹甲0%でダメージも多くないので、デバフ目的で使うか、
軽装甲の歩兵を損耗させつつ崩す目的などで使うと良いでしょう。
射程が200mあるため、防具が弱い投射ユニットを狩るのにも使えます。
アップグレード版はありません。
アースブラッド大地の力を借りて味方に流し込み、傷を癒す回復呪文です。
範囲内の最大4ユニットまでのHPを少しの間だけ持続回復します。
回復量は合計で6%ほどですが、複数ユニットを回復できることが特徴です。
死者を蘇生させる効果はないので、人数が減っているユニットを
何度回復しても、表示されているHPバーが全快することはありません。
無駄打ちをしないように気を付けておきましょう。
アップグレード版は持続時間が2倍になります。
シールド・オブ・ソーン味方の周囲に敵を負傷させるハリエニシダの壁を展開する増強呪文です。
対象ユニット1つが敵から白兵攻撃(基本・徹甲問わず)を受けた際、
攻撃してきた敵に少しダメージを与えられるようになります。
「反射」という文面に反し、対象が受けるダメージが軽減されることはなく、
どうやら味方が攻撃を回避すると反撃ダメージが発生しないようです。
反撃ダメージ自体も大したことはなく、脅威度はそれほど高くありません。
相手が魔法武器持ちでなければ、フレッシュ・トゥ・ストーンを優先しましょう。
アップグレード版は反撃ダメージが2倍になります。
フレッシュ・トゥ・ストーン味方の肉体を一時的に岩状に変化させる増強呪文です。
対象のユニット1つに60%もの物理抵抗を与える効果があり、
基本ダメージだけでなく徹甲ダメージに対しても頑丈になれます。
ただし、相手が魔法武器を使っている場合には何の効果もありません。
戦う相手を見極めて使っていきましょう。
アップグレード版は持続時間が2倍になります。
リグロースドゥルサンドールの名を唱え、負傷を癒す回復呪文です。
(ウッドエルフの建築物にドゥルサンドールという木があります。)
ユニット1体のHPを回復しつつ、疲労度を下げられる効果があります。
アースブラッドと違って対象が1ユニットですが、持続時間が長く、
疲労を下げられるという大変貴重な効果も付属しています。
※ユニットが戦場で立ち止まる/歩く以外のことをすると疲労が溜まり、
疲労の度合いが進むごとに各ステータスが下がるというシステムがあります。
回復量もあちらより多いので、戦闘の中盤以降に騎兵や大型モンスター、
ヒーローやロードといった人数の少ないユニットに使いましょう。
アップグレード版は1秒当たりのHP回復量が1.5倍になります。
ドウェラーズ・ビロウ地中から多数の手のような樹木を呼び出して攻撃する渦流呪文です。
指定地点にダメージゾーンを設置しつつ、その中に多数の動く樹木を呼び出し
次々に地面を叩かせることでダメージを与えながら敵を吹き飛ばします。
当たった敵に移動速度低下も付与しますが、そちらの面では
効果時間も効果量もアウェイキング・オブ・ウッドの方が高くなっています。
渦流部分だけでは範囲以外が他の呪文に劣る一方、樹木の攻撃回数が多く、
騎兵や巨獣歩兵に対して意外なダメージを与えられることもあります。
詠唱が遅く、消費魔力が20と大きいことが難点と言えるでしょう。
アップグレード版は渦流のダメージが1.5倍になり、樹木の攻撃回数が20回増え、
当てた際の鈍足化の効果量も2倍になります(持続時間は同じ)。
【高位魔法の体系】
8つの色彩を組み合わせて作り出す体系です。
短命な人間や魔術に長じない種族でこの領域に到達できる魔術師はおらず、
一部のエルフやリザードマンのみが到達し得るとされています。
サフェリの盾呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
9秒間、全ての味方に少しのダメージ抵抗を与えます。
効果時間が短いものの、確実に被害を減らしてくれる良い呪文です。
ハンド・オブ・グローリー古代の戦士を味方に憑依させる増強呪文です。
ユニット1つの白兵攻撃と装填速度を強化する呪文ですが、
この2つのパラメータを同時に使用することはほぼあり得ないので、
基本的にどちらかだけを目的として使うことになるでしょう。
効果がチグハグなことの代償か、持続時間が長めになっています。
アップグレード版は装填速度アップの効果が1.5倍になります。
アポテオーシス味方に魔力を注入し、活力と生命力に還元する回復呪文です。
少しの間ユニット1つのHPを回復し、恐怖を与える効果を付与します。
HPが低下するとパッシブアビリティが消えてしまうハイエルフ、
フィジカル高めのリザードマンにとって、回復は大きな意味を持ちます。
同格別体系のアースブラッドより対象数が少ないですが、持続が少し長く、
恐怖もあって損はないので、総合的に見て良い呪文と思われます。
アップグレード版は射程が3倍になります。
ソウル・クエンチ爆発する白光を投射し、敵の精神を消散させる魔弾呪文です。
別の8体系の魔弾呪文より威力が高く、爆発も大きめに見えます。
射程も長く、当たった敵に数秒間だけ持続ダメージを与える効果もあります。
消費魔力も多くなく、非常に使いやすい攻撃呪文と言えるでしょう。
徹甲ダメージ割合がほとんどないので、重装甲の敵にはあまり効きません。
アップグレード版はダメージが1.7倍ほどになります。
テンペスト猛風を発生させ、敵を地面に叩きつける直接ダメージ呪文です。
範囲内の敵ユニット全てが対象ですが、1ユニットにつき1体にしか当たらず、
しかも空中にいるユニットにしか作用しない対空呪文になっています。
対空専用という制限のためか、同威力同系統のスピリットリーチに比べると
こちらは射程が少し長く、持続時間も少し長く、消費魔力が少し多く、
移動速度を大きく下げる効果があり、対象が複数という違いがあります。
飛行大型モンスターが増えるゲーム後半から活躍するでしょう。
アップグレード版はダメージが2倍になります。
ファイアリー・コンボケーション純粋な炎によって敵を浄化する不死鳥を呼び出す急風呪文です。
召喚された不死鳥は前に飛びながら下降→上昇し、地上を薙ぎ払います。
他体系の急風呪文より高威力(しかも徹甲100%)で攻撃速度も速いですが、
消費魔力が重く、不死鳥が出現してから飛び始めるのが遅いなど、
高威力と引き換えに当てにくくなっています。
味方前衛と組み合っている敵を薙ぎ払うように使うと良いでしょう。
なお、不死鳥が飛び出す部分には攻撃判定がありません。
アップグレード版はダメージが1.7倍になります。
アーケイン・アンフォージング光の指を敵の鎧に浸透させ、対象者をつつく直接ダメージ呪文です。
ユニット1つの中の1体を対象とした直接ダメージ呪文にもかかわらず、
非常に頼りない説明文の通り、威力は格下のテンペストと同じ、
持続時間もテンペストより少し長い程度、射程は100mと短く、
与えられる妨害効果はアビリティのクールダウン増加と実感しづらいもの
…といったように、弱くはないものの強みも薄いように思われます。
アップグレード版はクールダウン増加効果が1.5倍になります。
【リトル・ウゥォオオォー!】
グリーンスキン種族のうち、ゴブリン族が使用する魔法体系です。
2つの呪詛呪文や珍しい潜伏呪文など、種族の性質を表すような呪文が並び、
攻撃呪文はあるものの打撃力は低めに設定されています。
スニーキー・スティーリン呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
25秒間、敵の魔力充填速度を少し低下させます。
敵の魔力ゲージが見えないのもあって効力を感じにくいですが、
アンデッドなどの呪文のウェイトが大きい種族には有効でしょう。
スニーキー・スタッビン味方が「ちっとばかし痛い」ダメージを与えられるようになる増強呪文です。
ユニット1つの徹甲武器ダメージと白兵攻撃を上げる効果があり、
元々の徹甲武器ダメージが高いユニットの支援に向いています。
(徹甲武器ダメージ強化は割合アップなので、元が低いと効果がありません。)
白兵攻撃アップによる命中率向上と合わせ、特に対ドワーフで有効です。
アップグレード版はありません。
ヴィンディクティブ・グレア悪意のエネルギーを投射して攻撃する複数の魔弾呪文です。
別体系・同格・同形のシェムズ・バーニング・ゲイズと比べると高威力ですが、
あちらと違って徹甲ダメージ割合が低くなっています。
そのため、軽装甲ユニットを狙うと戦果を挙げやすいでしょう。
アップグレード版は徹甲ダメージ割合がかなり上がります。
こちらは重装甲のロードや大型モンスターに使用すると良いでしょう。
ゴルクル・フィクス・イットゴルクの名において呪詛をかける呪詛呪文です。
範囲内の敵の速度や突撃ボーナスを下げる効果があり、
対突撃防御持ちが全然いないグリーンスキンの弱点を補ってくれます。
敵の離脱を阻止するのにも使えるので、追撃でも役立つでしょう。
詠唱時間が3秒必要で、瞬発力がないのが欠点でしょうか。
アップグレード版はありません。
イチー・ニューサンス自分の脇の下を掻いた苦痛を相手に押し付ける呪詛呪文です。
範囲内の敵の白兵攻撃と基本武器ダメージを下げる効果があり、
味方の白兵戦での生存力を大きく向上させてくれるでしょう。
徹甲ダメージは下がらないものの、敵の命中率が下がるので対策になります。
アップグレード版はありません。
ナイト・シュラウドキノコを爆発させて味方を胞子で覆う潜伏呪文です。…呪文?
範囲内の味方全てを敵から見えにくくし、隠れたまま移動可能にします。
1分も持続するため、回り込ませて左右から挟撃したり、
ウルフライダーに使用して投射歩兵を安全に狩ったりなど、
発想次第で色々な使い方ができる便利な呪文です。
アップグレード版は効果範囲が拡大します。
カース・オブ・ダ・バッドムーンゴブリンの顔を模した「バッドムーン」を召喚する渦流呪文です。
低速でランダムに動く月を設置し、周囲の敵にダメージを与えつつ
白兵防御・速度・防具を長時間下げる妨害効果を付与します。
消費魔力の割に威力がありそうですが、徹甲0%なので重装兵には効きません。
妨害効果が強力なので積極的に使いたいですが、勿論味方にも当たるので
捨て駒ユニット(ゴブリン推奨)に敵を抑えさせて諸共にブチ当てる、
ヒーローを1人で突っ込ませて敵を集中させて使うなどの工夫が必要です。
アップグレード版は持続時間と妨害効果の持続が2倍になります。
【ビッグ・ウゥォオオォー!】
グリーンスキン種族のうち、オーク族が使用する魔法体系です。
ゴブリン魔法とは対照的に攻撃と増強呪文のみで構成される体系で、
これもまた種族の性質を如実に表していると言えます。
パワー・オブ・ダ・ウゥォオオォー!呪文の詠唱完了に呼応して自動発動するパッシブ呪文です。
25秒間、魔力の充填速度をアップします。
効果としては獣の体系のワイルドハートと全く同じで、
短時間で呪文を連打できるようになる短期決戦向きのパッシブです。
ゲイズ・オブ・モルクオークの神「モルク」の力を借り、目から光線を放つ複数の魔弾呪文です。
ゴブリン魔法のヴィンディクティブ・グレアと全く同じ性能なので、
あちらと同様に軽装甲のユニットを狙うと良いでしょう。
アップグレード版はあちらと違い、射程が2倍(500m)になります。
ブレイン・バースタ脳を溶かしながら精神波を解き放って爆発を起こす爆発呪文です。
詠唱開始から2.5秒ほどで指定地点に攻撃判定が発生します。
とても使いやすく、高速で動く敵にも十分当てられるでしょう。
徹甲ダメージが0なので軽装甲ユニットを狙いましょう。
何故か持続時間が14秒もあり(実際は1秒で攻撃判定が終わります)、
クールダウンが始まるのが異常に遅いという欠点があります。
アップグレード版は少々の徹甲ダメージが追加されます。
エッドバット緑色の魔力を放射し、敵を吹き飛ばす息吹呪文です。
指定地点から扇状の範囲を攻撃する効果があり、
詠唱(3秒)完了後に素早く攻撃判定が発生するのが特徴です。
徹甲ダメージが0なので、重装甲ユニットにはあまり効きません。
アップグレード版はダメージが1.375倍になります…が、
消費魔力がほぼ2倍になるのでコストパフォーマンスは低くなります。
フィスト・オブ・ゴルク怒りのパワーで味方を強化する増強呪文です。
対象ユニット1つの白兵攻撃と白兵防御を上げ、魔法武器化します。
特に物理抵抗持ちの相手に有効で、命中&回避を上げつつ耐性を無視できます。
持続時間もそこそこ長く、頼れる増強呪文と言えるでしょう。
アップグレード版はありません。
イア・ウィー・ゴー!歌によって味方を活性化させ、勇猛さを高める増強呪文です。
範囲内の味方ユニット全ての白兵攻撃を大きく向上させる効果があり、
味方の陣容にもよりますが、確実にダメージを増やせる優秀な呪文です。
オークは武器強度が高いので、かなりのダメージアップが見込めるでしょう。
アップグレード版はありません。
フット・オブ・ゴルク祈りに応えたオークの神「ゴルク」が降臨し、敵を踏みつける爆発呪文です。
攻撃判定の発生までが遅いものの、指定地点に強力な爆発を起こします。
ダメージ自体が高めで徹甲割合も3割ほどあり、爆風も大きいため、
敵の戦列歩兵を蹴散らすのに大きな効果を発揮してくれるでしょう。
難点はやはり発生が遅いこと(イージーのAIにすら簡単に回避されます)、
それを運用でカバーしようとすると大抵味方も吹き飛ばしてしまうことです。
アップグレード版は威力が1.5倍になります。
Source: https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=3306689591
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