00.《注意》
この記事は、Ver3.4.xをもとに制作されています。
(原本を作ったのはVer2.8.xの時ですが、現在も動作しているので問題なさそうです)
ポートレイトとなると権利的・肖像権的なアレをご利用になりたい人も結構いるかと思います。
個人的利用で留まる場合は大丈夫だと思いますが、作った物をアップロードされる場合は、権利的問題には十分ご注意ください。
当方では、それらには一切関知しませんので、ご理解くださいますようお願いします。
ここは、あくまでポートレイトを作る手段を軽く教えるだけの場所です。
※3.4.x対応をしました
というか、消えていた画像を私自身が普段プレイしている現環境のMOD画像で
補完した感じとなります
01.用意するもの
・ポートレイトに使う画像
今回は、夜刀様のVOICEROID琴葉葵の立ち絵を使用させていただいています。
・paint.net(ドットは半角。以下paintと表記)
(ddsファイルを扱えるフリーの画像編集ソフト。他に持っているなら必要はない)
・基本的なファイル操作や編集知識
・やる気
・日本語化MOD(導入しているものとして解説します)
02.作業に入る前の準備
まずは、以下の場所へアクセスします。
(ドライブ名):\Users\(ユーザー名)\Documents\Paradox Interactive\Stellaris\mod
Stellarisの自作MODはこのフォルダ内で行います。
アクセスしやすいように、ショートカットを作っておくと便利です。
次に、modフォルダ内に以下のフォルダを作成してください。
(フォルダ名)の場所は好きな名前でどうぞ。
名前は必ず半角英数字・アンダーバー・ハイフンなどで入力しましょう。
間違っても日本語や全角を使わないように。
これは、これから作るファイルも同じですので、しっかり守って名前を付けましょう。
~\Stellaris\mod\(フォルダ名1)\
┣common
┃┗species_classes
┃
┣gfx
┃┣models
┃┃┗portraits
┃┃ ┗(フォルダ名2)
┃┃
┃┗portraits
┃ ┗portraits
┃
┗localisation
03.画像を加工する
Stellarisのポートレイトファイルは以下の規格に合わせる必要があります。
・画像サイズ 472x324px
・ファイル形式 .dds
人によっては見なれないddsファイルは、「Photoshop」「Paint.net」「GIMP」であれば編集ができますが、今回挙げているPaint以外はプラグイン導入が必要なうえ、Photoshopに関しては有料ソフトです。
普段から使っているソフトがあれば別ですが、そうじゃない人は導入が楽なPaintを使用するのが無難です。
《Paintを使用する場合の説明》
まずは、使いたい画像の背景を透明化します。
透明化は、指定した範囲で「Delete」キーを押すとできます。
「魔法の杖」ツールなんかをうまく使いつつ、根気よくやってください。
こればっかりは使用する画像次第なので、私から言えることは、「気合で頑張れ!」というくらいです。
背景透過が終わったら、472x324pxサイズにこの画像をおさめます。
拡大縮小など、各自でうまく調整してください。
画像位置は真ん中よりも少し右側がベストですが、画像サイズに合わせて調整してください。
あとでゲーム内で見たときに違和感あったら、その時に調整すればいいので、今は気楽に配置しましょう。
これで加工は終了なので、「.dds」形式で保存します。
名前は半角英数字で。
これはあとで設定するときにも使う文字列なので、わかりやすさ一番です。
保存場所は以下の通りです。
mod\(フォルダ名1)\gfx\models\portraits\(フォルダ名2)\
この画像では、(フォルダ名1)は「rio002」、(フォルダ名2)は「Aoi-07」、ファイル名を「06.dds」にしています。
保存設定はそのままでも大丈夫です。
こだわりがあるなら、各自で変えてみてください。
以下は私の画像編集一例です。
背景透過されている画像を用意していること前提です。
1.472x324pxの透明化したキャンパスを用意します。
2.使いたい画像をドラッグアンドドロップします。
そうすると、読み込み方法を聞かれますので「開く」を選択します。
こうすると、新しいキャンパスで画像が読み込まれます。
3.画像サイズが大きいなら縮小、小さいなら拡大します。
上の「イメージ」→「サイズ変更」で「%で指定」で変えると簡単です。
4.キャンパス全体を範囲指定してからコピーします。
5.最初に作ったキャンパスへ「キャンパスサイズを保持する」で貼り付けます。
6.あとは張り付けた画像を動かしていい感じの場所に配置したら、保存しておしまいです。
04.ポートレイトのリスト作成
次は、.ddsファイルのリストを作ります
この作業は以下の場所でします
mod\(ファイル名1)\gfx\portraits\portraits\
ここに、適当な名前の.txtファイルを作ります
そして、.txtファイルの中身は以下のようにします
自分もあまり詳しくわかっていないので、細かい設定がしたい人は、各自で別途調べてください
ここでは必要最低限程度しか書きません(間違ったこと書いても困るので)
今回の場合、識別番号「aoi-07_06」、グループ「aoi-07」、default「aoi-07_01」、ポートレイトはすべての種類を全部の状況で出るようにしています。
画像が一つなら、識別番号とdefaultは同じになります。
もっと細かいことも設定できるのですが、私がよくわかっていないので解説できません。
興味がある人は、本体や他の方のポートレイトMODを参考にしてみて下さい。
(例:男女別の設定など)
《中身の説明》
portraits = { (内容) } .ddsファイルそれぞれの識別番号の割り振り portrait_groups = { (内容) } ポートレイトのグループとグループ内で実際に使うポートレイトを条件別に定義します
default カスタム国作成画面で出てくるポートレイト game_setup 全部のポートレイト載せておけばいい(よくわかんない) species 同上 pop 惑星POPに使われるポートレイト leader リーダー用ポートレイト ruler 国家元首用ポートレイト
05.ポートレイトリストを選択できるようにする
ポートレイトができてもこのままでは使用できません。
なので、ゲーム中で選択ができるようにします。
今回は以下の場所で作業します。
mod\(ファイル名1)\common\species_classes\
今回も適当な名前の.txtファイルを作ります。
中身は次の通りです。
1枚目が通常種族、2枚目が機械種族です
「portraits」内に適用したいポートレイトグループを全て記載します。
今回の場合は「aoi-07」を作りましたので、それが該当します。
今回は、種族名「VOICEROID_rio」、種族種は通常種族である「BIOLOGICAL」、ポートレイトをランダム帝国が使用可能、という感じです。
岩石種族、ネクロイドなどは、他のポートレイトMODを参照してください。
私もあまりわかっていないため、ここでは割愛させていただきます。
《中身の説明》
archetype 種族タイプの指定
ネクロイドは通常種族で問題ありません
BIOLOGICAL 通常種族 MACHINE 機械種族 ROBOT ロボット LITHOID 岩石種族
randomized このポートレイトをランダム帝国などに使用するかどうか
この設定を"yes"にする場合、"common\species_names"も設定する必要があります
わからない場合は"no"でご利用ください
設定しなくても"yes"を利用可能ですが、ランダムで出てくる場合は無名の帝国名や
種族名が出現します
進行に影響はありません
yes 使用する no 使用しない
gender 性別の有無
yes あり no なし
graphical_culture 外見タイプ(都市外観や艦船外観など)
以下を基本的に指定すればよいです
新しく設定することも可能ですが、ここでは詳細は省略します
気になる人は、「Steam\steamapps\common\Stellaris\common\graphical_culture」に
あるファイルを見て各自で設定ファイルを作ってみましょう
mammalian_01 哺乳類(人類)系 reptilian_01 爬虫類系 avian_01 鳥人系 molluscoid_01 軟体系 fungoid_01 菌類系 arthropoid_01 虫人系
move_pop_sound_effect POPを動かしたときに鳴る音
私はあまりわかってない部分
本体にこんな感じで設定されているので、この通りでいいと思います
moving_pop_confirmation 通常種族向け robot_pops_move 機械種族向け reptilian_pops_move 岩石種族向け molluscoid_pops_move ネクロイド向け
trait = "trait_lithoid"
岩石種族ならこれの記載を忘れずに。強制で岩石特性を付与する記述です。
これがないと岩石種族なのに岩石特性がない意味不明な種族が出来上がります。
06.ランチャーへの表示
実はこのままではまだMODを選択することができません
ランチャーのMODリストへ表示させるには、.modファイルが必要になります
modフォルダを覗いていただけるとわかりますが、いくつもの「.mod」ファイルが配置されていると思います
ugc~となっているのは、サブスクライブしているMODたちです
今からこれを作ります
作成したMODのフォルダ名と同じ名前の「.mod」ファイルを作成します(名前が違ってても支障はないはずです)
作るのはメモ帳で問題ないです。編集もメモ帳でします。
中身を以下のようにします
name ランチャーに表示させるMOD名 path MODフォルダの場所。(mod/フォルダ名1)と表記すればいい tags MODのタグだけど、動作に支障はないので、該当のものを適当に指定すればいい
ポートレイトだし、GraphicsとLeadersあたりでいいかと supported_version 対応Verのこと
現状最新版を指定してあげればいい。これがどうなってようが動作に支障はない。
Ver違うよ表記がめんどいくらい
大まかなVer指定でいい場合は、「2.8.*」みたいにしてあげるといい
他にもあるが、これだけあればいいので他は省略します
気になる方は、サブスクライブしたMODの.modファイルを覗いてみてください
07.日本語化
今までの作業で実装自体は終わったので正常動作はしますが、日本語訳しなければ仕方ないので、それをやります
今回は以下の場所で作業します
mod\(フォルダ名1)\localisation\
今回も名前は適当でいいですが、拡張子を.ymlにして作成してください
中身は次のようになります
これだけです
こうすることで、「VOICEROID_rio」という種族は、「VOICEROID」種族という感じに日本語表示されます
注意しなければならないのは、このファイルだけは保存形式をBOMありにしなくてはいけません。
デフォルトだと、おそらくUTF-8のBOMなしだと思いますので、ローカライズファイルだけは、BOMありに変更して保存するのを忘れないようにしましょう。
08.確認作業
ポートレイトMODが完成しました!
それではちゃんと動くか確認してみましょう。
新しく追加したMODはそのままではリストに入っていませんので、追加します。
追加したいMODプレイセットを選択し、右下にある「MODをさらに追加」を選んでください。
そうすると、このプレイセットに入っていないサブスクライブ済(SteamMOD)と、modフォルダに配置している自作MOD(ローカルMOD)がリストにあがります。
追加したいものを選択して追加しましょう。
今回追加しているのは「自作MOD詰め合わせ」というMOD名になります。
開始する前に、追加したプレイセットになっているか確認してからゲームを起動しましょう。
起動後、カスタム帝国作成画面へ行って、種族選択表示に出てくれば成功です。
お疲れさまでした!
09.最後に
私自身、ポートレイトMODを導入しているプレイを見てStellarisを購入しました。
ポートレイトMODくらいなら簡単に作れるよ、って言われたので色々調べて作ったのも懐かしい思い出です。
私が参考にしていたページはかなり記事が古くなっており、今初めて手を付ける人にはわかりづらいというか参考にしにくくなってしまっているので、最新版にあわせて書き直してみました。
私自身、わからず使っている項目がけっこうあるので、細部のことにはお答えできませんが、ポートレイトづくりの手助けになれば幸いです
あと、説明へたくそなので、これでわかってもらえるのかちょっと心配
Source: https://steamcommunity.com/sharedfiles/filedetails/?id=2246689150
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